志摩スペイン村（志摩市磯部町、TEL 0599-57-3333）パルケエスパーニャは3月17日、人気エンターテインメントの一つカルメンホールのフラメンコショーの演出を一新した。

志摩スペイン村フラメンコショー、美女たちの妖艶な踊り

　新フラメンコショーは、19世紀から20世紀初頭まで南スペインを中心に流行した歌と踊りのある酒場「カフェ・カンタンテ」をテーマに演出。ショーのタイトルもそのまま「カフェ・カンタンテ」とした。

　約25分間のプログラムには「タンゴ」「ソレア・ポル・ブレリア」「コプラ」「ペルクシオン・ポル・ファンダンゴ」「ミラブラス」の5つの見せ場（5景）があり、3景では「ロス・ヒオス・デ・ラ・ガブリエラ」の曲に、4景では1950年ごろ流行した曲種「ファンダンゴ」のリズムに合わせて踊る。演出・振り付けは、フラメンコ界のホープ・ホセ・バリオス（Jose Barrios）さんが担当した。

　同フラメンコショーは、本格的なフラメンコが鑑賞できることから、フラメンコを見るためだけに入園する人もいるほど。同社中根博文営業部長は「本格的なフラメンコショーとして、定期的にショーの更新を行っているところは、国内でもそう多くはないのでは？」と話す。1日2回～3回上演、料金＝500円（パスポート利用不可、ワンドリンク付き）、予約制。予約はインターネットからも可能。

　同パークは、スペインの文化を紹介するためフラメンコのイベント「フィエスタ・デ・フラメンコ」を毎年9月に開催してきた。中でもフラメンコのコンテスト「セビリャーナスコンテスト」は12年間連続実施（参加者延べ約6400人）、「フラメンコの甲子園」ともよばれ全国のフラメンコ愛好家からも支持されてきたが、今年から中止を決定した。