「お伊勢参りの宿」として伊勢神宮内宮のそば立つ宿泊施設「神宮会館」(伊勢市宇治中之切町)などを運営する伊勢神宮崇敬会(同)が4月、金の鈴が付いたアクセサリー「まがたま鈴」の販売を始めた。
商品のサイズは縦2.5センチ×横1.5センチで、アベンチュリン(緑)、アラゴナイト(黄)、オニキス(黒)、レッドメノウ(赤)、ローズクオーツ(ピンク)の5色の天然石を勾玉(まがたま)の形に加工し、ひもと鈴を通した。「参宮記念に」「伊勢の土産になるように」と開発。
伊勢神宮を紹介する書籍やDVD、写真集、神棚や神具、「天照皇大神」と書いた掛け軸のほか、伊勢にちなんだオリジナル商品を販売する同財団。「まがたま鈴」は、宇治橋の擬宝珠(ぎぼし)に倣った「ぎぼし鈴」(350円)や一番人気の「いせ鈴」(300円)に関連する「鈴シリーズ」のラインアップの一つ。
「勾玉は古代より装身具として愛され、太陽と月が重なり合うような形で大いなる宇宙を象徴し、その限りない恩恵により心が健やかになるといわれている。そして外宮にある勾玉の形をした『勾玉池』の池畔に今年4月に完成した『せんぐう館』のオープンを記念した」と担当者。男性には黒色が、女性にはピンクが一番人気だという。
価格は600円。同会館と伊勢神宮内宮参集殿で販売する。