鳥羽の特産品や新商品などを販売する地域のアンテナショップ「鳥羽 風土(Foodふうど)」(TEL 0599-25-3080)が10月13日、鳥羽市鳥羽から安楽島町に移転しリニューアルオープンした。
リニューアルオープンした鳥羽のアンテナショップ「鳥羽風土」店内
2年前に鳥羽にオープンした同店、日本固有種とされるヤマトタチバナを使った加工食品や離島に伝わる伝統料理をパッケージ化した商品、ウニの殻やカキ殻、海藻などを肥料として土に混ぜ野菜や米作りをする漁師や海女たちが作る野菜などの販売を行い、人気を集めていた。
新たにオープンした同店は、経営者の宮浜克行さんが所有する土地にあった車庫を改装し、店舗に。販売スペースのほかに、これまでよりも広い駐車スペースと、新たに飲食スペースを確保。「これまでよりも気軽に入っていただけるようになったのでは」と宮浜さん。
販売スペースには、ヤマトタチバナを使った香辛料の「とばすこ」(650円)や本物のアワビの殻を使用しパッケージにした「国崎のアワビご飯」(2,200円)、神島の郷土料理「サンマのアラメ巻」(750円)など30点以上が並ぶ。飲食スペースでは、地元の市場で揚がった新鮮な魚介類を入れ地みそ「今浦みそ」で作った「漁師汁」(600円)や、新鮮な魚介類の刺し身などが載る「鳥羽風丼(とばふうどん)」(1,500円)、答志島の新鮮なシラスを載せた「しらす丼」(800円)などを提供する。さらにオープニング特別メニューとして「浦村アサリ研究会」(浦村町)がアサリ養殖に取り組み成果を出した身が大きくおいしいという「浦村アサリ」を入れた「幻のアサリのみそ汁」(500円)を13日・14日の2日間限定で提供する。
宮浜さんは「これまでやってきた店で、鳥羽のアンテナショップとしての役割を担えたと思う。せっかくやってきた店で店名も親しまれるようになったので、継続しようと決断。新店は駐車スペースにも余裕があるので多くの人に来ていただきたい」と話す。
営業時間は、9時30分~18時。火曜定休。