暮らす・働く

弘法大師ゆかりの寺「丸山庫蔵寺」で十三参り

弘法大師ゆかりの寺「丸山庫蔵寺」で十三参り

弘法大師ゆかりの寺「丸山庫蔵寺」で十三参り

  • 14

  •  

 地元の人から「丸山さん」の愛称で知られ「子育て寺」ともいわれる弘法大師ゆかりの寺「丸山庫蔵寺(まるやまこぞうじ)」(鳥羽市河内町、TEL 0599-26-3354)で11月11日、13歳の子どもの成長を祝い、知恵と幸福、健康を願う「十三(じゅうさん)参り」が開催される。

昨年の十三参り、丸山庫蔵寺

[広告]

 「十三参り」とは、生まれた年の干支(えと)が初めて巡ってくる年、数え年13歳の男子・女子が虚空蔵菩薩(ぼさつ)に参り、知恵と福徳、健康を授けてもらうことをいい、昔から「知恵もうで」「知恵もらい」ともいわれ、立派な大人になるようにと願う風習のこと。

 丸興山(がんこうざん)庫蔵寺とも呼ばれる同寺は、朝熊山・金剛証寺(伊勢市朝熊町)の奥の院として826年に弘法大師が虚空蔵菩薩を祭り開山したとされる。1322年雲海上人によって中興、天正年間には九鬼嘉隆が鳥羽城築城の地鎮と安全の祈願を命じた古刹(こさつ)。1561年建立の本堂は1920(大正9)年に国の重要文化財の指定を受けた。推定樹齢400年以上で全国に2本だけしかないというコツブガヤの巨木が本堂前にそびえ、1993年には国の天然記念物の指定を受けた。

 同寺の矢野隆淳住職は「高校受験の準備期間とも重なるため知恵を授けてもらう合格祈願に。お子さまの満年齢にかかわらず、気軽に参加いただければ」と呼び掛ける。

 祈とうは11時から(受け付けは10時30分から)。祈とう料は3,500円。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース