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「伊勢角屋麦酒」がプラント増床、1.8倍の生産量に-外国向けビール製造積極的に

「伊勢角屋麦酒」がプラント増床、1.8倍の生産量に-外国向けビール製造積極的に。熟成の状態を確認する中西正和工場長

「伊勢角屋麦酒」がプラント増床、1.8倍の生産量に-外国向けビール製造積極的に。熟成の状態を確認する中西正和工場長

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 「伊勢角(いせかど)ビール」の名で親しまれている伊勢の地ビール「伊勢角屋麦酒」を製造販売する二軒茶屋餅角屋本店(伊勢市神久6、TEL 0596-21-3108)が今秋、生産プラントを増床し、輸出向けビールの生産体制を増強した。

「伊勢角屋麦酒」新プラント増床、2000リットルのタンクが5本

 伊勢角屋麦酒は、「伊勢から世界へ」「世界のビールファンをうならせる」を合言葉に1997年、同社21代目に当たる鈴木成宗社長が立ち上げ醸造を開始。2000年ジャパンビアカップで「神都麥酒(しんとびーる)」が金賞を受賞すると、その後は次々とメダルを獲得するように。2003年のオーストラリア国際大会で「ペールエール」が念願の金賞を受賞。「当初の目標を達成し、国内外のクラフトビールファンから指示を得るようになった」(鈴木社長)。

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 これまで、2000リットル×3本、1000リットル×7本、200リットル×1本の発酵・熟成タンクで対応していたが、国内外からの需要の増加に対応しきれなくなったため、今春からプラントの増床(2000リットル×5本)工事を進めていた。10月にほぼ完成し、同月中旬から生産を開始した。最初に仕込んだ「ペールエール」は、11月初旬から出荷を始め、すでに完売。現在はシンガポール、オーストラリア、カナダ向けのビールがタンクの中で静かに海を渡るときを待っている。

 鈴木社長は「国内ではビアバーが急増、2012年は日本のクラフトビール元年と言えよう。現在全ビールに対するクラフトビールの出荷量の割合は、日本の0.5%に対してアメリカは5%。国内需要もまだまだ伸びると予想され、アメリカを含む全世界でのクラフトビール人気は今後も高くなるだろう」と展望を明かす。

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