元旦を迎えた伊勢神宮内宮(ないくう)の宇治橋前大鳥居の中央から初日の出を撮影しようと1000人以上の参拝者が詰め掛けた。朝7時50分ごろ、伊勢神宮に今年最初の朝日が輝くと、スマホ(スマートフォン)のモニターに「小さな鳥居とご来光」がたくさん映し出された。
「スマホでご来光パシャリ」伊勢神宮宇治橋前に1000人以上の参拝者
新年を祝う「歳旦祭(さいたんさい)」が外宮で4時から、内宮で7時からそれぞれ滞りなく行われた伊勢神宮。今年も大晦日から元旦早朝にかけ、大勢の参拝者が宇治橋を渡った。
元旦の宇治橋前のスマホ率(スマートフォン所有率)は年々増加している。数人だった一昨年から、昨年は1割ほどに増加、今年は3割以上がスマホでご来光を撮影していた。
ご来光を目にした参拝者は、「すごい~神々しい」「これがうわさのパワースポット?なるほど!」「これはパワー感じる」などと感想を漏らしていた。中には手を合わせて涙ぐみ人も。
伊勢神宮では一般参拝者も参道から拝観できる、3日「元始祭(げんしさい)」、7日「昭和天皇祭遙拝(ようはい)」、11日「一月十一日御饌(みけ)」の祭典がそれぞれある。伊勢神宮の新年の参拝時間は、1月1日~5日の22時までは終日、6日5時~22時、7日以降5時~18時。