志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町、TEL 0599-57-3333)は3月1日、新ライドアトラクション「フェリスクルーズ」や子どもたちが噴水で遊べるアトラクション「チャプチャプラグーン」などを新たに導入し営業を再開する。
フェリスクルーズは、伊勢神宮別宮「伊雑宮(いぞうぐう・いざわのみや)」(同)につながる海・伊雑の浦(いぞうのうら)が目の前に見えるコロンブス広場に完成。スペインに古くから伝わる幸せのイルカたちが暮らす伝説の楽園「フェリス島」を四季折々の花と緑、18メートルもの高さまで吹き上がる巨大噴水などで再現した。9人乗りのボード(6艘)で、約170メートルの水上コースを約7分で周遊する。
チャプチャプラグーンは、フェリスクルーズに併設し5つの噴水で子どもたちが水と戯れることができるアトラクション。2人で両側からのぞくと相手の顔が大きく見える不思議なレンズや、あちこちから水が吹き出すたるを設置した。
カルメンホールで1日2~3回上演される人気のフラメンコショー(500円、ワンドリンク付き、当日予約制)も刷新。オリジナル曲7曲に合わせてトラディショナルフラメンコとモダンフラメンコを融合させたニュータイプの振り付けで、スペイン人ダンサー7人が「現代フラメンコ」を情熱的に表現する。モーツアルト作曲の「トルコ行進曲」やグロリア・ゲイナーのヒット曲「 I Will Survive(アイ・ウイル・サバイブ)」などのなじみの曲もフラメンコに進化させた。
同パーク担当者は「『フェリスクルーズ』には6カ所にイルカが隠れている。見つけると幸せになれるかも。『黄金の幸せのイルカ』も探していただければ」と話す。14時以降からの入園に対して「アフタヌーンパスポート」(大人=2,000円、シニア=1,000円、中・小人=1,000円)を新たに発行。「お値打ちな『アフタヌーンパスポート』でもっと気軽に入園していただければ」とPRする。
そのほか、カンブロン劇場でスペインの世界遺産を紹介する新作映像「紀行ドキュメント映像~スペイン倶楽部へようこそ!スペイン世界遺産紀行~中世へのいざない~」を、ストリートミュージカル「エンシエロ(ウノドスセレスモ~ッウ ちょっと変わった牛追い祭り!)」(約25分間、1日1~2回上演)がシベレス広場などで上演される。
中根博文営業部長は「今年は伊勢神宮式年遷宮が10月2日と5日に行われる。伊勢神宮の参拝に来られた方が志摩まで足を運んでもらえるように誘客を図りたい。メーンターゲットは30~40代の両親と小学低学年の子どもを持つ家族やアクティブシニアの女性。多くの方にお越しいただけるようになれば」と期待を込める。
入園料パスポートチケットのみで、大人=4,800円、シニア(60歳以上)=2,800円、中人(中学・高校生)=3,800円、小人(幼児・小学生)=3,200円。営業時間は、3月15日まで9時30分~17時、同16日~4月7日=9時30分~18時。