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鳥羽水族館、スナメリ飼育記録50年に-観察クルーズや企画展も

鳥羽水族館、スナメリ飼育記録50年に-観察クルーズや企画展も

鳥羽水族館、スナメリ飼育記録50年に-観察クルーズや企画展も

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 鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽)で飼育展示するスナメリが今年9月30日、飼育記録50周年を迎える。

伊勢湾と三河湾を大規模調査、スナメリ観察クルーズ、初日は雨

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 スナメリは、ペルシャ湾から日本沿岸にかけて分布する小型のハクジラの仲間。日本では瀬戸内海や伊勢湾などに多く見られ、伊勢湾の推定頭数は約3000頭。他のイルカ類に比べ神経質で、飼育が難しいとされている。今年1月には、鳥羽港に隣接して建つ同館のデッキから目視できるほど近くの海に野生のスナメリが現れ、2~3カ月居座った。5月2日、同館16頭目となるスナメリの赤ちゃんが生まれるというハッピーニュースも飛び込んだ。

 5月11日・12日の2日間、同館と三重大学(津市)、鳥羽商船高等専門学校(鳥羽市)の3者による伊勢湾・三河湾の洋上を観察する「スナメリ観察クルーズ」を実施。同館のスタッフやスナメリ研究者らが乗り込み、同専門学校所有の「鳥羽丸」による日帰りコース2日間(参加者延べ53人、スナメリ発見頭数18頭)、同大学所有の「勢水丸」による洋上1泊2日コース(参加者16人、スナメリ発見頭数34頭)の大規模なスナメリ観察クルーズが実施された。初日はあいにくの雨でスナメリが見えるか心配だったが何頭か観察できたため参加者は感激していた。

 現在、同館で飼育展示するスナメリは、マリン(15歳、雌)、ハッチ(11歳、雄)、チョボ(11歳、雌)、マリオ(8歳、雄)、勇気(28歳、雌)とマリンとハッチの間に生まれた赤ちゃんの計6頭。

 同館では50周年を迎える今秋、スナメリに関する企画展の開催を計画中。

 営業時間3月21日~10月31日は、9時~17時(7月20日~8月31日は8時30分~17時30分)。入館料は、大人=2,400円、小人=1,200円、幼児=600円。

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