歌手の藤井フミヤさんが8月7日、伊勢神宮内宮参集殿(伊勢市宇治館町)で「第六十二回伊勢神宮式年遷宮奉祝『鎮守の里』コンサート」を開催する。
「鎮守の里」は、藤井さんが2006年に3日間伊勢に滞在し、宇治橋の見える五十鈴川の河原でギターを弾きながら作った曲。2007年3月発売のCD「君になる」に収録されている。「伊勢神宮の外宮内宮を参拝した後、五十鈴川を眺めながら伊勢の自然と季節の流れを歌にした。自然に感謝し自然を崇拝してきた日本人の幸せと平和を願い、和太鼓や雅楽器を使い日本ならではの曲に仕上げた」(藤井さん)という。
藤井さんは、チェッカーズのリードボーカルとして1983(昭和58)年「ギザギザハートの子守唄」でデビュー、1992年チェッカーズ解散後、1993年「TRUE LOVE」でソロデビュー。20年に1度伊勢神宮の社殿などを新しく建て替える式年遷宮が行われる今年はソロデビュー20周年に当たる。
同コンサートは、橿原神宮(奈良県橿原市)で2007年8月25日・26日の2日間に約9000人を、明治神宮(東京都渋谷区)で2012年9月26日に約1300人を集め、今回が3回目となる。約1時間の公演を予定し、「鎮守の里」のほか藤井さんのオリジナル曲などを奉納演奏する。
コンサートは入場無料だが、定員は抽選により選ばれた700人。申し込みはインターネットまたは電話(チケットぴあ、TEL 0570-02-9979)で受け付けている。申し込み受け付けは7月8日18時まで。抽選結果は7月9日に発表予定。
当日のコンサートは、開場=19時、開演=19時30分。コンサート終演後、内宮前から五十鈴川駅へ臨時バス運行する。