猿田彦神社(伊勢市宇治浦田、TEL 0596-22-2554)の境内社でアメノウズメを祭る佐瑠女(さるめ)神社の宵祭と例祭が8月17日と18日、同神社で開催される。全国から奉納される約3000灯のちょうちんが、一夜限りの幻想的な空間を作り出す。
アメノウズメに包まれているような光の空間、猿田彦神社「佐瑠女神社」
アメノウズメは、日本神話の「岩戸伝説」で、岩屋の前で踊りアマテラスを岩屋から出し世の中を暗黒の世界から救出。「天孫降臨」で、ニニギが高天原から高千穂へ降りる際、アメノヤチマタで迎えたサルタヒコ(猿田彦神社の主祭神)に近づき、天と地の神の仲を取り持ったとされる。
佐瑠女神社は、踊り、芸能、縁結び、鎮魂の神様として信仰され、今年も松平健さんや藤井フミヤさん、秋本奈緒美さん、藤吉久美子さん、伊藤英明さん、小藪千豊さんなど多くの芸能人が参拝に訪れている。昨年2月には元・桂三枝さんが桂文枝襲名奉告を行った。
宵祭は、17時30分から始まり、猿田彦神社の「さだひこ太鼓」の演奏などがあり、18時30分からはムッシュ・ピエールさんによるマジックショーが予定されている。19時10分ごろ、一斉にちょうちんに火が灯る。18日の例祭は、11時から。
ちょうちんの奉納(献灯)は1灯2,000円から受け付ける。宵祭には、かわいい手提げちょうちん「真女(まめ)ちょうちん」が限定で授与される。