修養団伊勢青少年研修センター(伊勢市宇治今在家町)が子どもたちを対象に毎年行っている「40キロナイトウオーク」が9月7日~8日の夜間、伊勢神宮内宮から斎宮(多気郡明和町)までの往復のコース約40キロを約12時間掛けて歩く。
今年で15回を迎える同イベントは、子どもたちに可能性・限界への挑戦を通して、完歩したときの達成感や充実感、仲間との絆やコミュニケーションなどを体感してもらおうとするもので、毎年100人以上が参加する。子ども1人だけの参加や親子、家族で参加する人たちもいるほど。
参加者は7日の20時に伊勢神宮内宮前を出発、おはらい町を通り抜けひたすら、天皇に代わって伊勢神宮に遣えた斎王がいたとされる斎宮を目指し、平安時代に通ったであろう道を往復する。天気がよければ宮川周辺で朝日の光を浴びる。到着は8日の9時~10時を予定。
同センターは、青少年育成のための活動を毎年実施。今年も7月31日~8月2日の期間で42回目となる「少年少女合宿講習会 サマースクール」を伊勢青年会議所(同市一之木)と開催、富士山や滋賀県で「子ども自然体験キャンプ」などを行いながら、次代のリーダーを育成する「リーダー研修」を毎年おこなっている。また社会人や企業のリーダーを対象とした人間力を高める「みがく講習会」は1138回を数える伝統を持ち、日本人のこころ、挨拶・礼儀、敬うこころなどを伝えている。