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海の博物館で特別展「伊勢神宮と海との関わり」-シンポに建築家・内藤廣さん

海の博物館で特別展「伊勢神宮と海との関わり」-シンポに建築家・内藤廣さん

海の博物館で特別展「伊勢神宮と海との関わり」-シンポに建築家・内藤廣さん

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 海の博物館(鳥羽市浦村町、TEL 0599-32-6006)で現在、特別展「海と伊勢神宮~グルメな神さまたちの理想郷(ユートピア)」が開催されている。

海の博物館で特別展「海と伊勢神宮」

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 20年に一度伊勢神宮の社殿や神宝などを新しくする式年遷宮が行われ、そのクライマックス、神様が新宮に引っ越す遷御(せんぎょ)の儀が10月2日に内宮(ないくう)、5日に外宮(げくう)の正宮で無事行われたが、遷宮行事はまだまだ終わらない。同展は、伊勢神宮と海との関わり、海からの目線で捉えた企画展。

 会場では、「神宮のはじまりと海」「伊勢の神々と祭礼」「海から来る、神様のごちそう」「参宮客を迎えた伊勢志摩の海」の4つの切り口からわかりやすく展示する。例えば、神様に供える神饌(しんせん)には多くの海産物が使われ、一部は1000年以上にわたり産地や製造方法が決められていること、船を使った参宮が流行し、海路から神宮周辺がにぎわい発展したことなど、伊勢神宮が「海」との関わりが深いことを紹介する。

 23日には、同館の石原義剛館長が司会を務め、宗教人類学者の植島啓司さんと同館の設計・建築に携わり日本文化デザイン賞、日本建築学会賞、芸術選奨励賞、公共建築百選、吉田五十八賞などを受賞した建築家・内藤廣東京大学名誉教授がパネリストとして「海と伊勢神宮」についてのシンポジウムを行う(先着80人、参加無料、要予約)。「伊勢神宮と神さまの食卓」をテーマにアワビや塩など神宮で供えられる海産物の故郷を訪ねる体験ツアーの企画も予定(12月10日、1月19日)。

 学芸員の縣拓也さんは「伊勢神宮と海との関わりをまとめていくと、改めて伊勢の海の自然の豊かさを感じる。
二見興玉神社の浜参宮や藻刈神事、みそぎなどは神宮の清らかさを守るためのもの。多くの人に来場いただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時(12月1日~3月20日は16時30分まで)。入館料は、大人=800円、高・中・小学生=400円。来年3月31日まで。

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