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伊勢神宮外宮の「せんぐう館」100万人達成-開館以来1年7カ月で

伊勢神宮外宮の「せんぐう館」100万人達成-開館以来1年7カ月で

伊勢神宮外宮の「せんぐう館」100万人達成-開館以来1年7カ月で

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 伊勢神宮外宮・勾玉(まがたま)池のほとりに昨年完成した「式年遷宮記念 せんぐう館」(伊勢市豊川町、TEL 0596-22-6263)の入館者が12月17日、100万人に達した。

伊勢神宮外宮の「せんぐう館」100万人達成

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 昨年4月7日に開館、今年6月21日には50万人を達成。その後も伊勢神宮参拝者数の増加に比例するように入館者数を伸ばし、11月は月間の最多入館者数12万4355人を記録した。100万人は開館以来599日目(約1年7カ月)。

 100万人目の入館者となったのは兵庫県芦屋市在住の主婦・田中眞貴子さん。遷宮前の今年の春にも参拝に訪れ、「遷宮を終えた新宮にも行こう」と友人ら4人と計画、外宮を参拝した直後に同館を立ち寄ったところだった。田中さんは「びっくりした。新宮は神聖で、とてもすがすがしかった」とコメントした。田中さんには同館館長の小堀邦夫さんから記念品として、陶製の舞楽人形「登天楽(とうてんらく)」などが贈られた。

 小堀さんは「本年度1年間でも100万人を超える勢い。このまま行くと国内の博物館の入館者数ランキングでもベスト3に入るのでは?」と期待を込める。「『この国の先達(せんだち)が伝えてきた本質とは?』『この国はどうあるべきか?』などの疑問や不安に対して神宮や式年遷宮への関心の高まりが参拝者の増加、当館の入館者の増加につながったのでは。若い世代や職人・技術者の入館者も多く、特にITや先端技術分野のエンジニアは、現代に技術に生かせる何かを得ようと熱心に見学しているようだ」と話す。

 第62回式年遷宮を記念して建てられた同館は、20年に一度の「式年遷宮」を伝えていくことを目的に、「形」ではない、伊勢神宮の目に見えないところでもある「精神」と「匠の技」についてわかりやすく展示。地上1階・地下1階の鉄筋コンクリート構造+鉄骨造りで資料館、休憩舎、奉納舞台で構成。総工費は約25億円。

 開館時間は9時~16時30分。第4火曜休館。入館料は、高校生以上=300円、小中学生=100円。

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