「高校生レストラン」のまち多気町が、今度は「自転車」のまちとしても注目を集めようとしている。2月11日建国記念の日に、マウンテンバイクレース「勢和多気MTBレース2014」が勢和台スポーツセンター(多気町古江)隣接地に設置した「勢和の森マウンテンバイクコース」で行われた。
多気町でマウンテンバイクレース「勢和多気MTBレース2014」
北京五輪のマウンテンバイク(MTB)チーム監督を務めた西井匠さんと現役MTB・ダウンヒル競技日本一で2012年から多気町役場の技術専門官を務める清水一輝さんがコースの設計・プロデュースをしたMTBコース「バーミークリフ」(中級者向け)が同町の山の中に昨年11月にオープン。さらに「マロントレイル」(初心者向け)と「ロッキークロス」(上級者向け)の2コースを完成させ2月5日に正式にリニューアルオープンさせた(全長は約5キロ、1日1人500円(毎月第1日曜日は無料))。
今大会は、その完成したばかりのコースを利用して約200人の選手が参加。昨年3月に開催された「2時間耐久レース大会」が今回も行われ約70人が転倒して土にまみれながらも選手たちは笑顔で2時間走り切った。そのほか、野球グランドではペダルのない自転車「ストライダー」の試乗会や同町の林の中や旧道を歩く約5キロのウォーキング大会も行われた。
同町商工会の会長を務める松浦信男さんも商工会チームの一員として参加。「5キロのウオーキングをしたあとに耐久レースに臨んだが、声援も聞こえないくらいハードだった(笑)」とコメントを残した。