「伊勢角屋麦酒(イセカドヤビール)」を製造・販売する二軒茶屋餅角屋本店(伊勢市神久6、TEL 0596-21-3108)がオリジナル限定ビール「GOLDEN DRAGON SESSION PALE ALE(ゴールデンドラゴンセッションペールエール)」を製造し8月9日に受注開始したところ、約3時間で完売した。
「マンデリンフレンチコーヒースタウト」の出来をチェックするブルーマスターの出口善一さん
同ビールは、クラフトビールに関する情報をインターネットで配信するウェブマガジン「TRANSPORTER(トランスポーター)」(東京都渋谷区、運営=エイリアス、代表=田嶋伸浩さん)とのコラボレーションビールで、1000リットルタンクで仕込み、10リットル樽約80本の限定販売、同16日に全国のビアバーなどで一斉に開栓される予定。
伊勢で製造するクラフトビール「伊勢角屋麦酒」は、「伊勢角(イセカド)ビール」の名で親しまれ、中でも同ブランドの「ペールエール」は2003年のオーストラリア国際大会で金賞を受賞し、最も人気があり、品質評価も高い。
醸造を担当するブルーマスターの出口善一さんは「今年6月、田嶋さんと初めて東京・下北沢のビアバー『うしとら』(東京都世田谷区)で出会った。その時、田嶋さんからトランスポーターの1周年パーティーをしたいのでそれを記念して『ペールエールをベースにホッピーでスッキリしたビールを作って欲しい』と依頼を受けたことがきっかけ」と同ビール完成までの経緯を説明する。「カテゴリー的には度数が低くドリンカビリティーの高い(ごくごく飲める)「セッションエール」に当たる」と出口さん。
同ビールは、同社の直営店「麦酒蔵(びあぐら)」(同)でも提供。価格は、ミニグラス(300円)、グラス(390円)、ラージグラス(590円)、ジョッキ(820円)、ピッチャー(2,050円)。出口さんは「数量が限られているので、お早めに試していただければ」と注意を喚起する。
「うしとら」のほか、「麦酒倶楽部ポパイ」(墨田区両国)、「新橋SLビアホール」(港区新橋)、「ザ・グラフトン」(品川区西五反田)、「British Pub&Foods ARROWS」(千葉県船橋市)など全国のビアバーでも飲むことができる。