伊勢神宮外宮(げくう)の勾玉(まがたま)池に浮かぶ奉納舞台で11月15日、ジャマイカ発祥の音楽「レゲエ」が奉納された。
奉納したのは、1995年~2002年まで活動し日本のレゲエミュージックの礎を築いたとされる三木道三さん。三木さんは、音楽活動休止から12年のインターバルを経て、今年DOZAN11(ドーザンイレブン)と改名。奉納はドーザンイレブンとして、オリジナル曲8曲を演奏。
1995年、三木道三として「Japan一番」をリリースしデビュー。徳間ジャパンコミュニケーションズ(東京都渋谷区)にメジャーデビュー後の3枚目のシングル「Lifetime Respect(ライフタイム リスペクト)」が2001年7月2日付の音楽専門誌「オリコン」の週間シングルチャートで日本のレゲエ史上初の第1位を記録。今年11月12日にはユニバーサルミュージック(東京都港区)からニューアルバム「Japan be Irie!!(ジャパン ビー アイリー)」をリリース。
ドーザンイレブンさんは、新アルバムの中の6曲「絶対」「かしこみかしこみ」「栽培したい~世界中で~」「大仕事」「Stand Up!(スタンドアップ)」「おやすみ」と代表曲「明日の風」「Lifetime Respect」の2曲、計8曲を奉納演奏した。
外宮正宮に正式参拝した後、奉納演奏を行ったドーザンイレブンさんは「『日本は素晴らしい』『日本が一番』とデビューから一貫して『日本』について考え、曲を作ってきた。自分のルーツをいつまでも大切に誇りを持って生きていたい。音楽を通して日本を元気にする活動を続けていきたい」と話す。
ドーザンイレブンさんのツイッター上では奉納演奏を観覧した人たちから「色々なことに感謝して地元伊勢を大事にしようと思った」「辛かった事も悔しかった事も、今日一日でぜ~んぶ飛んでいった。二人の娘たちをこの貴重な瞬間に立ち会わせる事が出来て良かった。温かく大きなpowerを頂いた」とメッセージが寄せられていた。