三重県の「あるあるネタ」を集めた書籍「三重のおきて ミエを楽しむための48のおきて」(泰文堂)が出版された。
同書は、アース・スターエンターテイメント(東京都渋谷区)が企画する「おきてシリーズ」の三重県版で、シリーズ12県目。
三重県の地理、歴史、生活習慣、グルメ、トレンドなどあらゆる角度から調査・研究し、それぞれの地域の特色を知り、好きになってもらおうという同書。南牟婁郡出身のライター尾張由晃さんらが作る「三重県地位向上委員会」が「買い物・グルメ」「学校」「生活習慣」「名物・自慢」「地理」「本音・常識」の6つジャンルにまとめた48のあるあるネタをピックアップする。
生活習慣編では、「妊婦になるとアワビを食べる」「大みそかはオールナイトパチンコが当たり前」について、学校編では、三重の方言からくる面白さを「机を釣る?」「ゴミ掘り?」とイラスト入りで紹介する。名物・自慢編では、「名古屋メシ」として有名な「天むす」「みそカツ」「ひつまぶし」が三重発祥なのに知られていないのは、強く主張しない三重県の県民性が原因と分析。「名物を生み出す力があるのに、商売に結びつけるのが下手」と指摘する。
同委員会は「読み終わった時に『やっぱり、三重ってエエところやよなあ』と再認識してもらえればうれしい」と話す。
価格は1,028円。