志摩スペイン村にハーフ女子大生、スペイン・アルカラ大インターンシップ制度で

志摩スペイン村にハーフ女子大生・篠原沙紗さん、スペイン・アルカラ大インターンシップ制度で

志摩スペイン村にハーフ女子大生・篠原沙紗さん、スペイン・アルカラ大インターンシップ制度で

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 スペインの首都マドリード近郊の都市アルカラにある名門大学「アルカラ大学」の観光学部に通う4年生の篠原沙紗(さしゃ)さんが現在、志摩スペイン村(志摩市磯部町)パルケエスパーニャで約3カ月間の研修のため来日し、業務をこなしながら日本の観光について学んでいる。

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 篠原さんは、ベネズエラ生まれのスペイン人の父と三重県多気郡大台町三瀬谷出身の母の間に生まれたいわゆる「ハーフ」で、スペインの同大の近くに家族と住む22歳の女子大生。幼少のころ何度か日本を訪れた際に、母方のいとこらと三重県内で遊んだりし、同パークへも4回ほど入園したことがあるという。スペイン語と日本語のほかにドイツ語、フランス語を話すことができる。

 同大は、まだ日本が戦国時代のころの1499年に創立された歴史のある大学で、同大を中心としたアルカラ市は世界最古の計画的学園都市としても知られ、1998年には同大と周辺の歴史地区がユネスコの世界遺産登録された。世界的に有名な小説「ドン・キホーテ」の作者ミゲル・デ・セルバンテスも同大の卒業生。同パークのキャラクターは同小説に登場する人物をもとに作られている。

 寝ている時に見る夢はスペイン語だという篠原さんは、インターンシップ制度を利用し2月25日~5月24日までの期間、スペインを離れて同パークの寮で日本人スタッフらと共に生活しながら働いている。現在はチケットの受け渡しが主な業務で、エントランスゲートに立ち入園する客に笑顔で接している。好きな俳優は、アントニオ・バンデラスさんと渡辺謙さん。「将来は、ホテルや観光施設などの集客につながるような企画をたてる仕事をしたい」という。

 篠原さんは「スペイン村に来てスペインのことに興味持っていただき、実際にスペインにまで旅行に行きたいと思ってもらえるような、スペインの魅力を伝えられる接客ができれば。両国の友好の架け橋になりたい」と笑顔で話す一方、「ドン・キホーテに登場する人物がみんな動物のキャラクターになっていたのは驚いた(笑)」とも。

 営業時間はホームページで確認できる。入園料は、パスポートが大人=4,900円、シニア(60歳以上)=3,300円、中人(中学・高校生)=3,900円、小人(幼児・小学生)=3,300円。アフタヌーンパスポート(14時以降)が大人=2,100円、シニア・中人・小人=1,600円。

伊勢志摩経済新聞VOTE

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