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ヒジキレシピコンテスト、伊勢の明野高校の女子高生が考案

ヒジキレシピコンテスト、伊勢の明野高校の女子高生が考案(写真は審査風景、右が東さん、その左が北川さん)

ヒジキレシピコンテスト、伊勢の明野高校の女子高生が考案(写真は審査風景、右が東さん、その左が北川さん)

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 「第10回ひじきレシピコンテスト」の予選会が6月16日、三重県立明野高校(伊勢市小俣町)で行われた。ヒジキを使った創作メニュー25品が同校生活教養科調理コース3年生25人によって作られ、上位10品が選ばれた。

【その他の画像】「ひじきレシピコンテスト」明野高校の女子高生が真剣に創作

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 主催は、ヒジキの消費拡大につなげようと毎年「ひじきまつり」を開催している「ひじきまつり実行委員会」(瀬尾武史実行委員長)。審査員には、実行委員会メンバーのほか、フランス料理店「カンパーニュ」(勢田町)のオーナーシェフ・東健夫さんと洋菓子店「パティスリー ラ リシュテール」のオーナーパティシエ・北川裕土(ひろのり)さんが加わった。

 この日生徒たちは、調理室で自分たちが考案した料理を作り盛り付け出品。審査員は全ての料理を一品ずつ試食した。ヒジキを卵の茶巾で包んだ料理やドライカレーにしたもの、寒天で固めてあんみつ風にしたもの、シリアルクッキー、バームクーヘンやマカロンなどスイーツにしたものなど、さまざまなメニューが完成した。

 東さんは「盛り付けも凝っていて食欲をそそり味も良い。商品化できそうなものもある。ヒジキをお菓子にするというチャレンジングな発想には驚いた」、北川さんは「アイデアがすごい。見た目でも楽しめる作品が多い」と、それぞれ感想を漏らした。

 コンテストは、この日選ばれた10品を「日本ひじき協議会」のホームページ上に公開(7月20日~8月20日)し、一般の投票を経て上位5品を選んだ後、9月5日に伊勢市のおかげ横丁(宇治中之切町)で行われる「ひじきまつり」で表彰する。

 瀬尾実行委員長は「ヒジキ料理は、最初に水で戻してから調理しないといけないという『ハードル』が面倒だと認識されて敬遠されがちになってしまう現状がある。レシピコンテストで、さまざまな料理があることを知ってもらい、栄養価が高いヒジキを多くの人に食べてもらいたい」と期待を寄せる。

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