ハリウッド俳優のキアヌ・リーブスさんが7月25日、 2015 FIM世界耐久選手権シリーズ第2戦 「コカ・コーラ ゼロ 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第38回大会」(通称=8耐)が開催されている鈴鹿サーキット(鈴鹿市)国際レーシングコース(1周5.821キロ)に突如、自身がプロデュースするバイクに乗って現れた。
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映画「スピード」(1994年)や「マトリックス」(1999年)などで主役を務め人気を博すリーブスさん。世界最高峰のバイクレース「MotoGP」をはじめ、モータースポーツファンとしても知られ、バイクもSUZUKI GS1100E、GSX-R750、1974 BMW 750、KAWASAKI KZ 900など数台所有する。
8耐決勝レースを明日に控えたこの日リーブスさんは、自身がプロデュースするバイク「Arch Motorcycle」KRGT-1にまたがって、国際レーシングコースを1周した。今回の来場は、同社の共同創設者でもあるリーブスさんの希望によるもので、同マシンのPRを兼ねたもの。リーブスさんの8耐観戦は初になるという。会場のファンからは熱い声援が飛んでいた。リーブスさんは「鈴鹿のコースは初めて。とてもエキサイティングだった。ありがとう」とインタビューに答えていた。
そのほかリーブスさんは、同26日8時45分から会場内の「GPスクエア」にある「コカ・コーラ ゼロ」イベントステージでトークショーを、同10時55分からは同様のデモ走行を行う。さらに11時30分には、8耐決勝レースのスターティングフラッグマンも務める。
今年の8耐は、過去10年間では最多の21カ国、84チーム、244人がエントリー(7月25日14時現在)。決勝は公式予選を通過した70チームがバトルを繰り広げる。昨年は17カ国70チーム206人が参加。
広域伊勢志摩圏内からは、8年連続10度目の挑戦となる伊勢市出身の稲垣誠さんが、プライベートチーム「アケノスピードレーシングチーム」から出場する。今年は、自由に改造できるEWCクラスではなく改造条件が狭いSSTクラスから2015年製YAMAHA YZF-R1に乗って参戦し、SSTクラスのコースレコードを塗替え、クラス1位でのゴールを目指す。稲垣さんのほかに、長崎県雲仙市出身鈴鹿市在住の奥野翼さんと松阪市出身19歳の田中歩さんの計3人のライダーで臨む。