伊賀の地酒「半蔵」と伊勢志摩産の「かつお節」と「真珠」をセットにした商品「伊勢志摩サミットコラボ企画 開催記念酒」が4月15日、販売を始める。
同商品は、「大田酒造」(伊賀市)が醸造する伊賀の地酒ブランド「半蔵」の「純米大吟醸 神の穂」(720ミリリットル)と、かつお節製造販売の「まるてん」(志摩市大王町)の「たべるかつお節」、真珠加工販売「パール悠(ゆう)」(同志摩町)の「真珠のチャーム」のセット。
県内で外国人住民の生活面でのサポートなどを行っているNPO法人「ハートピア三重」(四日市市)の佐野優副理事長は「2015年7月にブラジル・サンパウロ市で開催された海外における世界最大級の日本文化祭りと言われる日本の文化を紹介するイベント『第18回フェスティバル・ド・ジャポン』の三重県ブースで県内13社の商材を紹介した際に、地酒とかつお節と真珠がとても人気が高かったことがきっかけで、今回セットで売り出すことになった」と説明する。
同セットは、伊勢志摩サミットが開催される賢島や英虞湾の多島風景を写した写真のラベルを貼ったブルーのボトルの「半蔵」に「真珠のチャーム」をぶら下げ、その隣に「たべるかつお節」を付けた。
三重県庁(津市)で4月7日、3社とハートピア三重の代表は鈴木英敬三重県知事を表敬訪問し、同商品を紹介。三重県国際交流財団(同)を通じて世界の子どもたちに売り上げの一部を寄付すると報告した。
価格は4,320円。近鉄百貨店四日市店(四日市市)と三重テラス(東京都中央区)での販売が決定している。大田酒造社長の大田勲さんは「順次販売店を増やしていく予定」と話す。