静岡県の富士山麓で毎年行われている陸上自衛隊の実弾射撃演習「富士総合火力演習」(通称=総火演・そうかえん)が8月25日~28日、東富士演習場(静岡県御殿場市)で実施された。明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)からはヘリコプター9機が参加した。
【その他の画像】「シン・ゴジラ」と戦った開けの自衛隊航空学校のヘリコプター
実弾を使って行う主要装備品の紹介や、戦闘時を想定したさまざまな作戦を訓練の一環として行う総火演は、国内最大。陸上自衛隊の技術力を広く内外にPRすることが目的。期間中、戦車・装甲車約80両、各種火砲約60門、航空機約20機、その他の車両約700両を使って隊員約2400人が演習に参加。最終日28日昼の演習は一般公開され約2万7000人が観覧、稲田朋美防衛相も視察した。
明野からは、教育支援飛行隊のパイロット、整備士など隊員93人が、戦闘ヘリコプターAH-64D(アパッチ)2機、多用途ヘリコプターUH-1J(ヒューイ)5機、同UH-60JA(ブラックホーク)2機の計9機が参加、隊員は8月15日から現地に赴き訓練を行った。
AH-64Dの1機(05機)は、今話題の公開映画「シン・ゴジラ」の中でゴジラと戦ったヘリコプター。