伊勢志摩サミットが開催された賢島に本校を持つ通信制高校の代々木高校(志摩市阿児町)ゴルフ部所属の1年・中島啓太選手(16歳)が8月29日、男子ゴルフ「フジサンケイクラシック」のマンデートーナメント(59選手出場、内アマ9選手)を2アンダー69、3位で通過し、本戦出場を決めた。
【その他の画像】賢島カンツリークラブでの強化合宿の時の中島啓太選手
ジュニアゴルファーの理想の育成環境を目指して2010年4月に創設した同部。石川遼プロ(CASIO)を育てた吉岡徹治さんが監督を務める。
毎年夏には、全米女子ゴルフトーナメント「ミズノクラシック」などが開催されていた「賢島カンツリークラブ」(志摩市阿児町)の協力を得て強化合宿を行っている。全国高校ゴルフ選手権団体の部に2012年度から5年連続出場し2014年度には5位入賞。2015年度の日本ジュニアゴルフ選手権(15-17歳の部)では篠優希選手(2015年度卒)が優勝するなど、年々実力を付けている。現在の部員数16人(男子9人、女子7人)。
中島選手は同校「アスリートゴルフコース」に在籍。JGA男子ナショナルチームU17、2015年度日本アマチュアゴルフ選手権準優勝の実績を持つ。
9月1日から4日間、「富士桜カントリー倶楽部」(山梨県富士河口湖町)(7437ヤード、パー71)で本戦が行われる同大会には、中島選手と同門の石川選手も出場する。
同校教頭でゴルフ部顧問の山中辰男さんは「高校入学前より吉岡監督の指導を仰いできた。常に冷静なプレーが特徴で、最近では得意なアプローチに加えてパッティングにも自信を見せている。経験を積みさらに上を目指してほしい」と期待を寄せる。