見る・遊ぶ

伊勢志摩から富士山よりも高い太陽柱「サンピラー」 冬場の珍しい自然現象

伊勢志摩から富士山よりも高い太陽柱「サンピラー」 冬場の珍しい自然現象

伊勢志摩から富士山よりも高い太陽柱「サンピラー」 冬場の珍しい自然現象

  • 1

  •  

 英虞湾が一望できる横山展望台(志摩市阿児町)から2月1日、珍しい自然現象「サンピラー(太陽柱)」が観測された。

【その他の画像】伊勢志摩から太陽柱「サンピラー」観測

[広告]

 サンピラーは冬場の寒い時期に現れる自然現象の一つで、上空の大気中の氷晶(氷の結晶)に太陽の光が反射して柱のように見えるもの。サンピラーを作る氷晶は六角形の板状で、氷点下15度以下で生成される。大気中の空気の動きが少ない無風の時に、氷晶が地表に対してほぼ水平に浮かぶため太陽の光が反射して起こる。

 この日は、富士山を撮影に来ていたカメラマンの男性と犬を散歩に連れて来ていた男性が同展望台にいた。日の出時刻は6時49分。6時38分ごろから光の柱が垂直に伸び始めすとすぐに、伊勢志摩から直線距離で200キロ以上離れる富士山の高さをあっという間に越えた。6時44分ごろ雲が赤く染まり、光の柱の大きさがピークになると、やがて静かに消えていった。

 その後、サンピラーよりも数倍明るい太陽が水平線の雲の隙間から顔を出し、周囲を明るく輝かせた。カメラマンの男性は「今年の1月は計15回もここから富士山が観測できた。こんなに大きな太陽柱を見るのは初めて。本当にきれいだった」と話す。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース