伊勢市の田園風景が広がるのどかな地に、コーヒー専門店「NaYA coffee」(伊勢市植山町)がオープンして3カ月がたった。
もともと農機具などを入れておく納屋だった建物の骨組みだけを残してリフォームした同店。店主の角谷恭子(やすこ)さんは「この地域の名産の伊勢たくあんやタマネギなどを作っていたらしく、納屋は1965(昭和40)年ごろに建てられ使っていたらしい。納屋だったので『ナヤコーヒー』と命名した」と説明する。
同店は、コーヒーを生豆で仕入れてていねいにピッキングし店内で焙煎(ばいせん)する。コーヒー豆の販売と店内での提供を行う。角谷さんの夫・優樹さんの友人が生豆などを取り扱う商社にいたことから、約6年前にサンプルロースターを購入し、焙煎の仕方を研究し出したのがきっかけで、店舗をオープンすることになったという。
コーヒー豆は100グラムから販売する。「ブラジル プレミアムショコラ」(530円)、「グアテマラSHB」(500円)、「タンザニAA」(500円)、「コロンビア スウィート ベリーSUP」(550円)、「ケニアAA」(570円)、「メキシコ オアハカ オーロラ農園SHG」(550円)の6種類をその場で好みのメッシュ(粗さ)でひく。
店内では、5種類のオーダーコーヒー(400円)と1種類の本日のコーヒー(380円)、水出しのアイスコーヒー(450円)、カフェオレ(450円)、キビ糖のシフォンケーキ(400円)、コーヒーゼリー(400円)などを提供する。「『本日のコーヒー』はその日のお薦めコーヒーをサービス価格で提供している。一人前のコーヒーは約12グラムの豆で約120シーシー入れている。一番飲んでもらいたいのはケニア」と角谷さん。
営業時間は10時~16時。日曜、月曜定休。