外宮(げくう)、内宮(ないくう)ほか伊勢神宮125社全ての宮で現在、伊勢神宮の最も重要な祭り「三節祭(さんせつさい・みおりのまつり)」の一つ「月次祭(つきなみさい)」が行われている。
天皇皇后両陛下の長女の黒田清子さんは、頭に木綿鬘(ゆうかずら)、緋(ひ)色の浅沓(あさぐつ)を履き、桧扇(ひおうぎ)を手に持ち、白衣・緋袴(ひばかま)・小袿(こうちぎ)といった平安の装束で祭典に臨んだ。神宮祭主となってからの黒田さんの月次祭奉仕は、10月の神嘗祭(かんなめさい)、11月の新嘗祭(にいなめさい)に次ぎ3回目。
黒田祭主は、内宮で「興玉神祭(おきたましんさい)」「御卜(みうら)」を行った後、外宮と内宮にアワビや伊勢エビなど約30品目の神饌(しんせん)を並べる「由貴夕大御饌祭(ゆきのゆうべのおおみけさい)」「由貴朝大御饌祭(ゆきのあしたのおおみけさい)」、天皇陛下からの幣帛(へいはく)を奉納する「奉幣(ほうへい)」を執り行う。
12月25日まで。