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伊勢・二見興玉神社で「夏至祭」 夫婦岩の海水に身を沈め、みそぎ

伊勢・二見興玉神社で「夏至祭」 夫婦岩の海水に身を沈め、みそぎ

伊勢・二見興玉神社で「夏至祭」 夫婦岩の海水に身を沈め、みそぎ

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 夏至の日の6月21日、二見興玉神社(伊勢市二見町)で「夏至祭」が行われ、ふんどし姿の男性と白装束姿の女性約200人が夫婦岩(めおといわ)の海の中でみそぎを行った。

【その他の画像】二見興玉神社の夫婦岩の前でみそぎ

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 この日の天気予報は曇りだったが、参加者が次々に浜に降り海の中に入る頃、夫婦岩の背後でほんのり赤く空が染まり始めた。日の出時刻の4時40分を過ぎると、一瞬だけ太陽の光が辺りを照らし富士山の右肩がシルエットで浮かび上がった。参加者は太陽が出ている夫婦岩の方向を見ながら国歌を斉唱し、手を合わせ体を海水に沈めた。

 同神社の海岸に浮かぶ夫婦岩の中央に朝日と富士山が重なるのは、太陽が最も北寄りに現れる夏至を境とする6月~7月初めごろの約30日間だけ。梅雨時とも重なるため雨の日が多く、富士山はおろか朝日が出る確率は非常に低い。同神社から富士山までは直線距離で200キロ以上離れている。

 昨年もおととしも大雨の中で行われた同祭。2015年に奇跡的に太陽と富士山が同時に現れたのは20年ぶりだった。これまで2012年に日の出前に約3分間富士山が見えたが、その後は雲で覆われ太陽も現れなかった。2011年にはぼんやりとした朝日が現れ、雲の中から薄っすらと富士山が現れた。

 同神社神職の岡みどりさんは「曇りのお天気だったが、祭典時は雨も降らず良かった。今年も無事夏至祭を斎行することができた」と話す。

 同神社では、10月までの毎月第3土曜~日曜に竜宮浜でみそぎ修法を行っている。

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