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志摩市出身の志摩ノ海関、10勝5敗 新入幕2ケタ勝利で敢闘賞

志摩市出身の志摩ノ海関、10勝5敗 新入幕2ケタ勝利で敢闘賞(写真は今年3月31日伊勢神宮奉納大相撲にて)

志摩市出身の志摩ノ海関、10勝5敗 新入幕2ケタ勝利で敢闘賞(写真は今年3月31日伊勢神宮奉納大相撲にて)

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 新入幕の志摩ノ海関(東前頭12枚目)が夏場所千秋楽の5月26日、宝富士関(東前頭6枚目)との取り組みで押し出し、10勝5敗で勝ち越し、新入幕2ケタ勝利で三賞「敢闘賞」を受賞した。

【その他の画像】志摩ノ海関と志摩の海

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 2場所連続十両優勝を決め、今場所から新入幕の志摩ノ海関は、志摩市志摩町出身、本名=浜口航洋。志摩市立布施田小学校、志摩市立和具中学校(志摩町)、明徳義塾高(高知県)、近畿大学(大阪府)体育会相撲部を卒業後、木瀬部屋(東京都墨田区)へ入門。2012年5月、「浜口」として初土俵を踏み、2016年5月場所で勝ち越し、新十両に昇進した。四股名の志摩ノ海は「自分が勝つことで志摩市を全国にアピールしたい」と志摩市の「志摩」と師匠の木瀬親方(元前頭「肥後ノ海」)の「海」からとった。

 今場所、初日の矢後関(西前頭12枚目)、2日目の千代丸関(東前頭13枚目)に連続で敗れ黒星スタート。3日目の松鳳山(しょうほうざん)関(東前頭11枚目)は白星、4日目の佐田の海関(西前頭13枚目)には負け、5日目阿武咲(おうのしょう)関(西前頭10枚目)には勝った。6日目の栃煌山(とちおうざん)関(西前頭11枚目)に負け、この時点で2勝4敗と地元ファンも幕内のレベルの高さを痛感。7日、8日目の輝関(東前頭10枚目)、石浦関(西前頭16枚目)に連勝し4勝4敗。9日目の大翔鵬(だいしょうほう)関(東前頭16枚目)に敗れ4勝5敗としたが、その後の10日目から千秋楽までの6日間の取り組み、照強(てるつよし)関(東前頭15枚目)、嘉風(よしかぜ)関(西前頭6枚目)、千代翔馬 関 (東前頭17枚目)、琴恵光(ことえこう)関(西前頭15枚目)、炎鵬(えんほう)関(西前頭14枚目)、宝富士(東前頭6枚目)を連勝した。

 志摩市長の竹内千尋さんは「おめでとう。新入幕で10勝の好成績を収め敢闘賞を受賞するという、新時代の幕開けにふさわしい。志摩市民に夢と希望を与えてくれたことに感謝し、凱旋(がいせん)された時には志摩市から感謝状を送りたい。この勢いをそのまま7月名古屋場所につなげ、さらなる活躍に期待する」と談話を発表した。

 志摩ノ海関は「千秋楽は自分の相撲が取れた。集中できてとてもうれしい。幕内は雰囲気も違うが、名古屋場所でもいい取り組みができるように頑張りたい」と話す。

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