「鳥羽ビルフィッシュトーナメント国際大会」が8月2日~4日、鳥羽港を出港し、志摩市の大王崎沖を泳ぐカジキなど大物の魚を狙ったゲームフィッシングが開催されている。
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21回、22回大会が共に台風の直撃で中止されたため、3年ぶり23回目となった鳥羽BFT。43チームがエントリーし当日41チームが参加した。
今年最初に港を賑わせたのは、愛知県のSKBチーム(船長=酒部圭司さん)の井戸田健さんが釣り上げた重さ73.4キロ、体長2.55メートル、胴回り0.98メートルのクロカワカジキ。ラインは50ポンド。井戸田さんは「14時30分ごろヒットし、15時のゲーム終了のコールを聞きながらなんとか引き上げた。初めてのカジキに興奮した。みんなの協力で釣り上げることができた」と笑顔でコメントした。
今年は、会場でカジキのステーキや釣り上げたカジキをその場で解体し小分けし振る舞うサービスも行われた。
実行委員長の湊川恒之さんは「先週7月25日~28日に静岡県の下田で行われた『第41回国際カジキ釣り大会』(参加111チーム)で203ヒット、86尾のカジキが釣り上げられ日本記録を出しているので、期待できると思う。前回、前々回が中止となった分、大会を盛り上げたい」と話す。
JGFA(ジャパンゲームフィッシング協会)会員3人以上のチームで参加することが条件。10キロ以上の魚(サメ・エイを除く)を対象に、ライン(釣り糸の太さ)クラスハンディなどを考慮しながらカジキを狙う。釣り上げたカジキの重さにハンディなどのポイントを考慮し、タグアンドリリース(釣った魚に標識を打ち放流)にするか、ランディングにするかを計算しながら2日間の合計ポイントで優勝を競い合う。優勝チームには30万円相当の商品券が贈呈される。