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伊勢でもコロナ退散祈願の花火 伊勢神宮にほど近い五十鈴川上空に

伊勢でもコロナ退散祈願の花火 伊勢神宮にほど近い五十鈴川上空に(写真=宮嶋浩一)

伊勢でもコロナ退散祈願の花火 伊勢神宮にほど近い五十鈴川上空に(写真=宮嶋浩一)

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 伊勢神宮にほど近い五十鈴川の河畔から6月1日の20時ごろ、新型コロナウイルス退散を祈願する花火が上がった。

【その他の画像】一個一個の花火の玉には「悪疫退散」と願いを込めた札

 全国で一斉に悪疫退散祈願するプロジェクト「Cheer up!花火プロジェクト」。Cheer up(チアアップ)は「人を励ます、元気づける」という意味。悪疫退散を祈願し、花火を見上げて笑顔になってもらい、全国の人たちに希望と元気を届けたいと全国各地で一斉に花火を打ち上げるプロジェクト。新型コロナウイルスの感染拡大に繋がらないよう3密とならないように、事前の告知はなかった。プロジェクトに参加した花火業者は163社。

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 歴史的には、江戸時代1732 (享保17)年の大飢餓で多くの人が亡くなり、さらに疫病が流行し大きな被害をもたらした。その翌年の1733 (享保18)年5月28日(旧暦)、犠牲となった人々の慰霊と悪病退散を祈り、隅田川で水神祭を行いその時、両国橋周辺の料理屋が花火を上げたことが「両国の花火」の由来とされている。花火のルーツは、悪疫退散祈願が花火大会の起源ともいわれている。

 五十鈴川左岸の河川敷駐車場から勢いよく伸びた一筋の光は頂点に達すると大きく大輪の花を夜空に咲かせた。川の上流にある神宮の森を明るく照らした。

 伊勢の花火は、辻傅(つじでん)煙火店(伊勢市宇治浦田、TEL 0596-28-0923)が担当。一個一個の花火の玉には「悪疫退散」と願いを込めた札が張られていた。

 明和町で美容院を経営する女性はウオーキングで体を動かそうと五十鈴川を歩いていた。「今年は花火も見られないから残念だと客と会話をしていたので、いきなり花火が上がったのでびっくりした。流れ星に祈るように、早くコロナが収束しますようにと花火に祈った。4月に入ってステイホームが本格的になって開店休業状態だった。花火が見たいと思っていたら本当に見れた」と話す。

 一方、どこで上がるか知らされていなかったため、毎年開催されている「伊勢神宮奉納全国花火大会」の会場となる宮川周辺で花火が上がるのを待機していた住民もいた。電話取材に応じた伊勢市在住の女性は「宮川の花火は家の中から見ることができるので期待して待っていた。見ることができなくて残念だったが、全国で一斉に上がる花火のニュースをテレビで見て感動した。世界中の人が早く平穏な暮らしができるようにお願いした」とも。

 今年で68回を数えるはずだった「伊勢神宮奉納全国花火大会」(7月18日開催予定)は早々に中止を決定している。

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