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南伊勢町のアサヒ農園の「せとか」出荷始まる 銀座で1個1,620円に

南伊勢町のアサヒ農園の「せとか」出荷始まる 銀座で1個1,620円に

南伊勢町のアサヒ農園の「せとか」出荷始まる 銀座で1個1,620円に

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 南伊勢町内瀬(ないぜ)地区でかんきつ類を栽培するアサヒ農園(度会郡南伊勢町内瀬)が3月20日、「せとか」の販売を始めた。

【その他の画像】南伊勢町で唯一「せとか」を栽培するアサヒ農園

 2001(平成13)年に長崎の果樹試験場で、「宮川早生(わせ)」と「トロビタオレンジ」から生まれた「清見」に、「キング」と「地中海マンダリン」から生まれた「アンコール」を掛け合わせ、さらに「マーコット」を交配してできた品種の「せとか」。

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 外果皮が柔らかく手で簡単にむくことができ、内皮(じょうのう膜)が薄くそのまま食べられる。濃厚な味でジューシーな果汁、香り豊かで種が無く糖度が高いのが特徴の「せとか」は、「かんきつの大トロ」「幻のかんきつ」ともよばれ、近年人気が高い。

 同園で収穫された「せとか」は、「銀座千疋屋(せんびきや)」(東京都中央区)と「産直市場 みなみいせ」(南伊勢町伊勢路)などの店頭でのみ袋詰め7個入りを1,500円で販売する。今年千疋屋に出荷した分は、1個1,620円の値段が付けられた。

 同農園5代目の田所一成さんは「『せとか』は、かんきつ類特有のとげがすぐに延び、枝の成長も早いため、手入れがとても大変。今年10年目の収穫になったが、経験を重ねることで、毎年いいものができているという自信もある」と話す。

 田所さんは「50歳を過ぎて、南伊勢町の町のことを考えるようになってきた。少子高齢化で過疎化が問題となっている。ミカン農家にも後継者問題は今も付きまとう。いいものを作れば、誰かが評価してくれると信じてやってきた。拡大路線に走らず、小規模でもさらに品質のいいものを作って、ミカン農家がかっこいいと思ってもらえるように続けていきたい」と思いを込める。

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