食べる 見る・遊ぶ 学ぶ・知る

日本武尊の叔母・倭姫命祭る伊勢神宮別宮「倭姫宮」が鎮座100周年

日本武尊の叔母・倭姫命祭る伊勢神宮別宮「倭姫宮」が鎮座100周年
(写真は、鎮座91年目の秋の例大祭の様子 廣めぐみさんと黒澤博幸さんによる「倭姫命」)

日本武尊の叔母・倭姫命祭る伊勢神宮別宮「倭姫宮」が鎮座100周年 (写真は、鎮座91年目の秋の例大祭の様子 廣めぐみさんと黒澤博幸さんによる「倭姫命」)

  • 34

  •  

 伊勢神宮内宮(ないくう)別宮「倭姫宮(やまとひめぐう)」(伊勢市楠部町)が今年11月5日で創建100年を迎えることから、11月4日・5日、「倭姫宮ご鎮座100周年奉祝記念行事」が開催される。

【その他の画像】「倭姫宮ご鎮座100周年奉祝記念行事」のポスター

[広告]

 4日は、伊勢神宮内宮内の参集殿2階講堂で10時から、皇学館大学名誉教授の櫻井治男さんが「時空をつなぐ倭姫命(やまとひめのみこと)~倭姫宮ご鎮座百周年に寄せて~」と題して講演。その後11時30分から、櫻井さん、倭姫宮御杖代(みつえしろ)奉賛会会長の牧戸福司さん、神宮司庁広報室次長の音羽悟さんによるシンポジウム「これまでの100年、これからの100年」が文筆家の千種清美さんのコーディネートで開かれる。翌5日の10時から、倭姫宮本殿前で祭典・舞楽が行われる。

 同宮に隣接する神宮徴古館前の特設舞台では、さまざまな奉祝演奏を予定。4日は、和太鼓や箏、オカリナの演奏、雅楽師の東儀秀樹さんと東儀典親さんによる親子演奏など、5日は、地元出身のソプラノ歌手の廣めぐみさんと岩手出身津軽三味線奏者の黒澤博幸さんによる「奉賛曲 倭姫命」、元伊勢神宮神職の河合真如さんが作詞し、明和町出身の音楽家・長岡成貢さんが作曲・編曲した曲「倭姫(宮)~伊勢の春秋」などを演奏する。そのほか、神酒やぜんざい、紅白餅の振る舞いなども予定する。

 倭姫命は第11代垂仁天皇の皇女で、日本武尊(やまとたけるのみこと)の叔母に当たり、日本武尊に三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を与えたとされる。2000年前、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の鎮座地を求めて各地を転々と巡り、紀元前4年に伊勢にたどり着き、神宮を創建。その後、神嘗祭(かんなめさい)をはじめとする年中の祭りを定め、米作りを伝えたとされる人物。倭姫宮は、伊勢神宮125社の中で最も新しい神社として1923(大正12)年11月5日に創建された。

 記念行事を主催する倭姫宮御杖代奉賛会の島田かよさんは「駐車場に限りがあるので、公共交通機関を利用して来てほしい。5日13時前後は大学駅伝が開催されて周辺道路の通行規制もあるので、事前に確認してほしい」と呼びかける。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース