
お笑いタレントのほかにダンサー、俳優を務める芋洗坂係長さんが8月30日、「志摩エバンジェリスト」第1号に就任した。
志摩市は、今年度から地域の魅力を国内外へ広く発信し観光誘客と関係人口の創出を促進するため「志摩エバンジェリスト」制度を創設。同制度は、志摩市の文化や魅力を自発的かつ継続的に多く人に発信してくれる人に対して任命。エバンジェリストは伝道者を意味する。報酬は無く、任命期間は1年間。
芋洗坂係長さんは、福岡県北九州市出身。1989(平成元)年に田口浩正さんとお笑いコンビ「テンション」を結成。2008(平成20)年、最も面白いピン芸人を決める「R-1ぐらんぷり」準優勝。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、テレビ朝日「特捜9 final season」、舞台「チャーリーとチョコレート工場」などに出演。歌とダンスをベースに俳優・芸人・ダンサー・振付師・脚本家・絵本作家など幅広い分野で活躍する。北九州市観光大使や小倉城公認アンバサダーも兼務する。
芋洗坂係長さんと志摩市の関係は、志摩市合併前の旧磯部町時代に町おこしのために生まれた創作ダンス「樂の舞(がくのまい)」の振り付けと歌を担当、志摩市政誕生10周年の時には、劇団志摩びとの舞台「SATOUMI(さとうみ)」の作・演出として携わった。
委嘱式は、「第6回いそべ夏まつり」の会場となった磯部木場公園(志摩市磯部町)で行われ、橋爪政吉志摩市長から委嘱状を手渡されると大勢の市民から拍手が沸き起こった。
芋洗坂係長さんは「毎年のように志摩市には帰ってきている。志摩市は第二の故郷。志摩エバンジェリストとして全国に志摩市をPRしていきたい」と意気込む。