
伊勢のバイクチーム「AKENO SPEED(アケノスピード)」(伊勢市小俣町)所属の伊達悠太選手が10月4日・5日、岡山国際サーキット(岡山県美作市、1周3.747キロ)で行われた「2025 MFJ全日本ロードレース選手権」第6戦で、ST600クラスの3位表彰台を飾った。
伊勢市出身の稲垣誠さんが監督兼オーナーを務める同チーム。今シーズンはST1000クラスに井手翔太選手、ST600クラスに伊達悠太選手、堀井颯太選手、上江洲葵要(うえずあおい)選手、南本宗一郎選手、JP250クラスに竹本倫太郎選手の6人をコースに送り出している。
ST1000クラス(出走27台)の井手選手は10番からのスタートで順調に順位を伸ばしたが表彰台まであと一つ届かず4位に。ST600クラス(出走25台)の伊達選手は6番手から3位に、南本選手は8番手から5位に、上江洲選手は18位。現在ポイントトップ68.2の伊達選手と2位59.8の南本選手はチームメートながら熾烈(しれつ)な2位争いを繰り広げた。JP250クラス(出走27台)の竹本選手はこの日のファスティストラップ2分0秒061をマークし、3番手から順位を一つ上げ2位でフィニッシュした。
稲垣監督は「岡山テスト、レースウィークは雨ばかりでなかなかうまくいかなかった。予選レースST600クラス伊達は2列目からのスタート。決勝はドライコンディションでのレースになったので、まずは確実にポイントトップをキープできるレースをしようと話した。結果、伊達、南本共に、本当に良いレースができた。井手も最近、結果が出ていなかったが決勝レースでは本当によく頑張ってくれた。竹本選手は今週末のアジアロードレース選手権セパン大会への出場が決まった。ライダーみんな、最終戦の鈴鹿につながる走りだった」と総評する。
10月25日・26日「第57回MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿」最終戦では、ST600クラスで伊達選手と南本選手が年間チャンピオンを懸けてレースに臨む。岡山大会終了時点で伊達選手が84.2ポイント、南本選手が70.8ポイントで13.4ポイント差。岡山大会終了時点で84.2ポイントを獲得し、トップのアケノスピード悲願のチームタイトルも懸かっている。