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伊勢・築100年の蔵を改装し「モグラカフェ」に オーナー夫婦は音楽家

伊勢・築100年の蔵を改装し「モグラカフェ」に オーナー夫婦は音楽家

伊勢・築100年の蔵を改装し「モグラカフェ」に オーナー夫婦は音楽家

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 夫婦で音楽活動を行う土屋啓史さんと妻の雅子さんが10月16日、蔵のある古民家を改装し、カフェ「モグラカフェ」(伊勢市小俣町)をオープンさせた。

伊勢市小俣町湯田に「モグラカフェ」 築100年の蔵を改装しカフェに

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 道路の真ん中に立つ創建300年以上前の「湯田六地蔵石幢(ゆたろくじぞうせきどう)」の近くにある「モグラカフェ」。モジプールの「モ」と「蔵(クラ)」から「モグラカフェ」と名付けた。築100年以上の蔵の扉の厚さは約15センチ、壁の厚さ約32センチ。蔵の中をカフェに改装し、音響設備や照明、床の高さを少し高く上げたステージも設けた。隣接する古民家は畳から床張りに変え、厨房を設置。敷地面積約308坪、カフェの床面積27坪。テーブル11卓、椅子22席。

 ドリンクメニューは、ブレンドコーヒー、ホットティー(以上500円)、スペシャルティコーヒー(650円)、エチオピア・イルガチェフェ・アナエロビック特選スペシャルティコーヒー(1,000円)など。フードメニューは、濃厚バスクチーズケーキ(800円)、熟成濃厚バスクチーズケーキ(1,000円)、ガトーショコラ(600円)、ランチタイム限定の発芽玄米のリゾット(1,200円)など。

 啓史さんは「チーズケーキとガトーショコラは米粉を使用しグルテンフリーに。メニューには書いていないが、砂糖も粗糖を使用し、できるだけ体にいいものをと思い食材にも気をつけている。僕が健康オタクなので…」と話す。

 「分かりにくい場所にあるので、まさに隠れ家。駐車場も敷地内に10台分確保した。ワンランク上の香り高いスペシャルティコーヒーと僕が手作りするブルーチーズ入りの濃厚バスクチーズケーキをぜひ試してもらえれば。モーニングもランチもやっているので気軽に『ひともぐり』しに来てもらえれば」と来店を呼びかける。

 名古屋市出身の啓史さんは今年3月まで伊勢市役所で、大阪市出身の雅子さんは万協製薬(多気町)でそれぞれ働いていた。2人は同志社大学の音楽クラブで知り合い、啓史さんが伊勢市役所に就職を決めたことから移住し、結婚に至った。言葉を大切にする音楽を目指し「言葉の海」という意味を込めて「モジプール」とネーミングした音楽ユニットは2014(平成26)年から2人で活動。2016(平成28)年からギターのヒサシさんが加入し現在は3人グループに。オリジナル絵本を制作し、その朗読と歌による「ウタモノガタリ」などのライブ活動を行う。

 啓史さんは「店舗運営が落ち着いてきたら、僕たちの音楽ライブも定期的にしていきたい。また来春には、カフェの隣の母屋を『湯田の杜文化センター』としてオープンしたい。ご近所の皆さんが楽しく集う場所になれるように取り組みたい」とも

 営業時間は9時から17時。モーニング9時~11時、ランチ11時~14時。月曜、火曜定休(10月19日は臨時休業)。

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