宿泊施設「旅荘 海の蝶（ちょう）」（伊勢市二見町、TEL 0596-44-1050）の2部屋を白色と青色をコンセプトにした客室「ROOM SHIRO」「ROOM AO」に改装し、11月1日、予約受け付けを始めた。

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　約3万坪の敷地内に伊勢神宮125社の一社・皇大神宮摂社の「粟皇子（あわみこ）神社」が鎮座する。粟皇子神社のすぐ近くにはNHKドラマ「おしん」の撮影地にもなったビーチがある。経営は、三重、和歌山、鳥取、静岡で旅館・ホテルを運営するアンドリゾート（同）。

　同館最上階の客室2室を改装し、新装した部屋の窓からは、JR東海の参宮線が走り、今では廃駅となった「池の浦シーサイド駅」や遠浅の海岸、伊勢志摩最高峰標高555メートルの朝熊岳（あさまだけ）などの風景が望める。

　「ROOM SHIRO」は角部屋で、伊勢志摩発祥の真珠の輝きのように清らかな純白を、「ROOM AO」は、眼下に広がる伊勢湾の穏やかな海と同化するように広がる青を、それぞれイメージした。

　アメニティーには「Refa（リファ）」のシャワーヘッドやシャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ドライヤー、ヘアアイロンなどをそろえ、ポーラのブランド「IUGEN（イウゲン）」のメーキャップリムーバー、メーククレンジング、スキンローション、スキンミルクなどを、それぞれそろえた。

　同館営業部の仲野圭子さんは「白色には200色以上あるといわれているが、『ROOM SHIRO』には究極の白といわれる、業界団体が定める標準色の中でもっとも明度の高い無彩色『N101』を壁の色などに使い、机やアメニティーなど約40色の白色を集めた部屋になった。『ROOM AO』はリラックス効果のあるといわれている青色でまとめ、まるで母なる海に包まれているかのような部屋に仕上げた。どちらも写真映えすること、事間違いない。心身を解きほぐす、くつろぎの時間を白と青の部屋で過ごしていただければ」と話す。

　宿泊料金（大人1人、1泊2食、入湯税別）は、ROOM SHIRO＝5万3,900円～、ROOM AO＝4万9,500円～。