伊勢神宮のお神札(ふだ)に使う和紙を製造する大豐(たいほう)和紙工業(伊勢市大世古)の「伊勢和紙ギャラリー」で現在、写真家の三輪薫さんの写真展「風の香りII」が開かれている。
岐阜県関ヶ原町出身、相模原市在住の三輪さんは、「写真で日本画を描きたい」という発想から伊勢和紙にプリントした作品を多く発表。2005年5月の伊勢和紙ギャラリー開設記念展以来、ほぼ毎年同ギャラリーで作品展を開いている。
同展は、三輪さんが全国を巡って撮影した作品27点と三輪さんが主宰する写真教室「フォトワークショップ『風』」のメンバー15人による15点の作品を合わせたもので、三輪さんが富山県高岡市雨晴海岸から撮影した作品は、手すき伊勢和紙で長さ約2.4メートル、幅約1.5メートルの「五八判」と呼ぶ、現在の大判インクジェットプリンターでプリントできる最大の大きさ。そのほか、同社の敷地内にある伊勢和紙を販売する「伊勢和紙館」には前回の写真展「風の香り」で展示した11点も同時に展示する。
同社の中北喜亮(なかぎたよしあき)社長は「風景写真などを伊勢和紙にプリントすることで出る風合いを生かした作品42点と11点(計53点)を展示している。あえてピントをずらしたりすることで表現できる優しさやゆらぎは伊勢和紙ならではだと思う。作品を見ていただき心癒やしてもらえれば」と話す。
開館時間は9時30分~16時30分、3月29日まで。3月15日、22日休館(3月27日~29日三輪さん在廊予定)。