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伊勢市の近藤健治さんと玉城町の林隆久さんが写真展 伊勢和紙ギャラリーで

伊勢市の近藤健治さんと玉城町の林隆久さんが写真展 伊勢和紙ギャラリーで(撮影=岩咲滋雨)写真は近藤健治さん。

伊勢市の近藤健治さんと玉城町の林隆久さんが写真展 伊勢和紙ギャラリーで(撮影=岩咲滋雨)写真は近藤健治さん。

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 伊勢市在住の近藤健治さんと玉城町在住の林隆久さんが現在、写真展「伊勢和紙に映す情景 思い出の山々・クロアチア 歴史の街」を伊勢和紙ギャラリー(伊勢市大世古、TEL 0596-28-2359)で開催している。

【その他の画像】林さんの伊勢の伝統工芸品「擬革紙」仕立ての作品と通常プリントの作品

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 高校1年の夏合宿で北アルプスを縦走したことがきっかけで、60年にわたり登山を趣味にしている近藤さん。山の魅力に取りつかれ、フィルム時代から山を撮影する。八ヶ岳や立山など日本百名山の約40の山を制覇。登った最も高い山はネパール・ヒマラヤ山脈のピサン・ピーク(標高6091メートル)。

 林さんは定年退職後に写真を始め、山や風景などを撮影する。日本風景写真協会三重第2支部、伊勢和紙プリントの会、伊勢擬革紙(ぎかくし)の会に所属し、写真クラブ「たまき」を主宰する。

 会場は、伊勢神宮の御神札(おふだ)に使う伊勢和紙を奉製する大豐和紙工業(同)内にある築1930(昭和5)年の木造建築の同社事務所内ギャラリーで、展示作品は、同社が製造販売する伊勢和紙にプリントした作品59点。近藤さんは乗鞍高原、立山、浅間山などの31点を、林さんは2018(平成30)年に撮影旅行で訪れたクロアチア共和国などの28点を、それぞれ展示する。

 同社の中北喜亮(なかぎたよしあき)社長は「近藤さんはフィルムで撮影したネガをデジタルに変換した作品や北杜市大泉町から撮影した朝の富士山など、横1600ミリの大きさに伸ばした作品を、林さんは和紙にしわや凹凸を付けて革のような風合いに仕上げる伊勢の伝統工芸品『擬革紙』仕立てにして、通常プリントした作品と見比べることができるように上下に並べた作品などを展示する。擬革紙仕上げの作品は擬革紙を作ることができる林さんにしかできない」と話す。

 23日には、伊勢市出身の尺八奏者・竹内洋司さんの演奏会も行う。17時開演。参加費は1,000円。要予約。

 開館時間は9時30分~16時30分。3月10日・17日は休館。3月24日まで。

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