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多気町「VISON」内で育てたブドウを使ったオリジナルワイン完成

多気町「VISON」内で育てたブドウを使ったオリジナルワイン完成

多気町「VISON」内で育てたブドウを使ったオリジナルワイン完成

 大型商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」(多気町)と伊勢志摩地域初のワイナリー「伊勢美し国(うましくに)醸造所」(伊勢市大世古)がコラボして作ったオリジナルワインが完成し、3月25日、販売と同施設内の飲食店での提供が始まった。

多気町「VISON」内で育てたブドウを使ったオリジナルワイン完成記者会見の様子

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 完成したワインは、「Blanc(ブラン)2025」(白)と「Noir(ノワール)2025」(赤)の2種類で、昨年7月12日に同施設内の「サンセバスチャン通り」の一角にブドウ畑を造成し、ブドウ畑近隣のバルやショップのスタッフらと共にブドウの苗120本を植樹。同醸造所スタッフ管理の下、鳥羽志摩で養殖されたカキ殻を土壌に混ぜるなど栽培し、8月中旬に収穫。同醸造所で仕込み、2月初旬に完成。3月に入り、瓶詰めを行った。

 「Blanc 2025」は、VISONで実ったブドウのほか、玉城町、南伊勢町、長野県安曇野市、山梨県韮崎市、山形県高畠町、鶴岡市産のブドウを使用。品種は、龍眼(38.5%)、甲州(33.8%)、デラウェア(16.4%)、バルベーラ(5.8%)、その他(シャルドネ、ピノ・グリ、ソーヴィニヨン・ブラン、アルバリーニョ)。生産数約600本。

 「Noir 2025」は、VISONでできたブドウのほか、玉城町、南伊勢町、名張市、山形県天童市、長野県塩尻市、山梨県韮崎市、北杜市産のブドウを使用。品種は、ピノ・ノワール(44.7%)、メルロー(34.6%)、マスカット・ベーリーA(13.0%)、バルベーラ(4.8%)、ヤマソーヴィニヨン(1.5%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(1.4%)。生産数約400本。

 醸造長の高谷俊彦さんは、「Blanc 2025は、複数品種のブドウを用いて、バランスよくブレンドした白ワイン。メインの龍眼はフローラルアロマ酵母を用いて、香りの広がりを重視。甲州は、かんきつを感じるような爽やかでフレッシュな印象に仕上げた。黒ブドウのバルベーラを少量ブレンドすることで、豊かな果実味とワインの骨格を形成。デラウェアは低温下でも旺盛に発酵する酵母を使い果実の香りとうまみをじっくり抽出。Noir 2025は、ベースワインのピノ・ノワールに加え、マスカット・ベーリーAとバルベーラは、赤系果実の香りとうまみを抽出し華やかさを与えた。メルローはワインのボディーに厚みを持たせ、キレのいいフレッシュな酸が特徴のヤマソーヴィニヨンをブレンドし、バランスよく仕上げた」と説明する。

 高谷さんは「初年度なのでできたブドウはまだまだ少ないが、将来的には120本のブドウの木から300~350キロの収穫を見込み300本のワインが生産できるように目指したい。VISON内の一番目立つところにブドウ畑ができたので風景も楽しんでもらえるのでは」とも。同醸造所の日埜裕資さんは「今回はブレンドタイプのワインで、まずは試してもらいたいという思いから、飲みやすいワインに仕上げた。赤は滑らかなタンニン(渋み)を抑えた。白は香りを最大限引き出し、洋食・和食を問わず、海産物とのペアリング、マリアージュを試してもらえれば」と説明する。

 同ワインは、同施設内の飲食店「伊勢前寿し 神貫」「ARATZ」「Casa Ulora」「ZAZPI」「NOUNYELL」「松阪肉しゃぶしゃぶ・すき焼き スギモト」で提供するほか、物販店「D&DEPARTMENT MIE by VISON」「HOTEL VISON」内で販売する。

 4月3日の18時~20時30分、VISONオリジナルワインの完成を記念したパーティーを同施設内の「Casa Urola」で開催する。参加費は2,000円(ワイン・ドリンク4枚、料理4枚チケット制)。定員50人。ZAZPIの料理長・山川稔さんは「白ワインに合うマグロとトマトのジュレの料理(1,200円)、赤ワインに合うイカ墨を使った煮込みのショートパスタ料理(1,600円)を、それぞれ考え、バルの方でも提供している。完成記念パーティーでは一般にも参加いただき、完成したばかりのオリジナルワイン2種のテイスティングに加え、それぞれの個性を引き立てる特別ペアリング料理を楽しんでいただければ」と参加を呼びかける。

 ワインの価格は、いずれも6,600円。

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