惜しくもメダルは逃したが4位と健闘した北京パラリンピック車いすバスケットボール女子チーム、その代表選手として活躍した志摩市出身の別当由香さんに、三重県は9月17日、「三重県スポーツ栄誉賞」を授与すると発表した。

　別当さんが活躍した日本代表チームは、予選リーグを全勝し、決勝トーナメントでイギリス代表に45対38で逆転勝利、次の準決勝でドイツ代表に40対60と破れ3位決定戦に臨んだが、15日のオーストラリア戦で47対53と惜敗し4位となった。

　この日三重県は、北京パラリンピック競技大会の陸上男子400メートル（車いす・T52クラス）と陸上男子800メートル（車いす・T52クラス）で2つの金メダルを獲得した伊藤智也選手（鈴鹿市）に「三重県民栄誉賞」を、車いすテニス男子ダブルスで銅メダルを獲得し、同シングルス入賞の齋田悟司選手（四日市市）に「三重県スポーツ栄誉大賞」を、そして「三重県スポーツ栄誉賞」に別当さんと、車いすバスケ男子チーム代表の三浦文閣選手（津市）にそれぞれ贈ると発表した。

　表彰式は選手のスケジュールを調整した上で、10月中に予定する。先に開催された北京オリンピックで、女子レスリング55キロ級で金メダルを獲得した吉田沙保里選手（津市）に授与する「三重県民特別栄誉賞」と、バドミントン女子ダブルスで5位に入賞した小椋久美子選手（三重郡川越町）に授与する「三重県スポーツ栄誉賞」の表彰式は今月24日、三重県庁知事室で行う予定。