志摩市は11月8日、国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦「ミズノクラシック伊勢志摩」の舞台裏を子どもたちに知ってもらおうと、地域還元イベントの一環として「ゴルフトーナメント親子見学ツアー」を開催した。
志摩市の子どもたちを対象にした同イベントは、参加者34組約70人の親子が大会本部、テレビ中継の放送施設、ボランティアセンターなどを見学した。
毎日放送(MBS)のスポーツ局テレビスポーツ部次長で、同大会プロデューサーの竹原一志さんは「200人のスタッフに、約30台(46ポジション)のカメラを使って当日の大会模様をその場で編集して放送する。晴れていると芝生の緑が鮮やかでとてもきれいだが、今日の日のように雨だと(テレビ画面が暗くなるので)苦労する。大会会場が盛り上がっているかどうかはテレビの画面を通して視聴者に伝わるので、地元の声援は欠かせない」と説明する。
同市志摩町の中学1年の子どもを持つ保護者は「寒かったが、子どもたちはテレビ放送の舞台裏など普段見れないところを見ることができてとても喜んでいた。またスター選手を間近で見て興奮していた。未来の遼クンや藍ちゃんが地元から出れば」と感想をもらした。
予選ラウンド2日目は、韓国の申智愛(シン・ジエ)選手が10アンダーで首位。前日トップの服部真夕選手は、8アンダー2位。3位に大山志保選手、5位に原江里菜選手。宮里藍選手とディフェンディングチャンピオンの上田桃子選手はイーブンパー38位。同9日は最終日、決勝ラウンドが開催される。