女子プロゴルフが真珠業界を救う?-上田桃子選手、今年もピアス着用約束

プロアマ戦、練習日でも真珠のピアスを着ける上田桃子選手。「パールは好きなので着けてプレーします」と約束。

プロアマ戦、練習日でも真珠のピアスを着ける上田桃子選手。「パールは好きなので着けてプレーします」と約束。

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 昨年の全米女子プロゴルフ協会公式戦「ミズノクラシック」でアルバトロスを出し逆転優勝した上田桃子選手の耳に着けられた真珠のピアスと同タイプの製品が、1年間を通して最も人気の高いデザインとなり、通常の約3倍の売り上げを記録した。

「今年は着けます」と笑顔で約束してくれた宮里藍選手。レセプション会場で

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 「真珠」は、昨年真円真珠発明100周年であったことからそれを記念して「真円真珠発明100周年記念実行委員会(現在は「真珠100年委員会」と改称)」が全選手78人にプレゼントしたもので、直径7ミリの日本産のアコヤ真珠(5万円相当)のピアスまたはイヤリング。

 現在、真珠業界を取り巻く環境は、円高、世界同時株安不況のほか、自然環境の変化による養殖業の生産性低下などネガティブな要因が多い。真珠のプレゼントは、真珠をPRするために同実行委員会が、選手に真珠を着けてプレーしてもらおうと企画したもので、最終日に上田選手がピアスを着けて優勝したことから大きな反響を呼び、真珠業界全体が大きくわいた。同委員会によると、上田選手が着けたピアスと同じデザインの製品の売り上げは1年間で約1,000万円(約3倍)以上になり大ヒットしたという。

 同委員会は、昨年同様に11月4日に開催された選手歓迎レセプションで、選手全員に真珠のピアスまたはイヤリングをプレゼントした。用意したデザインはピアス16種、イヤリング10種。

 同委員会の中村哲也さんは「好みの真珠を悩みながら選ぶ選手らの様子に自分も喜びを感じた。昨年は偶然かもしれないが、真珠を着けてプレーした選手の成績が良かった。今年もたくさんの選手が真珠を着けてプレーし、さらにいい成績を残してほしい」と期待を寄せる。

 伊勢志摩経済新聞のインタビューで、上田選手は「パールは好きなので着けてプレーします」と約束。宮里藍選手も「今年は着けます」と笑顔で約束してくれた。先週「樋口久子IDC大塚家具レディース」で初優勝を飾った20歳の服部真夕選手も「着けます」と約束。昨年よりも「真珠」の露出が高まる期待が大きい。

 「ミズノクラシック 伊勢志摩」は、近鉄賢島カンツリークラブ(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-43-1082)を舞台に3日間(7日・8日=予選ラウンド、9日=決勝ラウンド)の予定で開催される。大会期間中は高校生以下およびシニア(70歳以上)は入場無料。

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