「私は三重県が大好きだから大泉洋さんのようなタレントになりたい。大泉さんがテレビに出ると一緒に北海道が見えるから」と三重県伊勢市出身の女性タレント大西敬子さん。
大西敬子さんもよく買いに来るという五十鈴茶屋店の「和三盆と白金時のくるり」と抹茶のセットをカメラに
三重大学生物資源学部資源循環学科の研究室で、「ひまし油」について研究するために白衣を着て酵母菌の培養実験などを繰り返していた大西さんは、在学中に「ミス伊勢志摩」(2001年)、「ミス三重グランプリ」(2002年)に選ばれた。同時期ブライダルファッションショーや雑誌のモデルとしても活躍、研究用白衣以外にウエディングドレス着用経験なら100回以上という。卒業後2004年、明和町の「斎王まつり」で第20代斎王に選ばれたことがきっかけで、テレビ界へデビュー。現在はテレビのレポーターなどをこなす癒し系女性タレントとして人気急上昇中。
三重テレビ放送のバラエティー番組「ええじゃないか。」(毎週水曜22時15分~)で天然キャラを演じる忍者(くのいち)=「お敬」に起用されてから、その魅力が開花した。同番組が放送されるエリア(テレビ神奈川、千葉テレビ、テレビ埼玉、京都放送、サンテレビジョン、奈良テレビ)を中心に全国にファンが拡大した。
今年3月、自身のブログを立ち上げ、三重県のことや日々の出来事を紹介するようになると300万件以上あるブログの中からアクセス数によるブログランキングで一気に300番台になった。
「ファンの方が私のブログを見て、社員旅行に伊勢志摩を選んだよ――と報告してくれた時にはとてもうれしかった。『ええじゃないか。』のおかげで県外の方からも応援してもらえるようになった。三重県以外に放送エリアを持つ番組に私を起用していただいた三重テレビさんに感謝。これからもテレビやブログで三重県のことを紹介して、『(三重に)行きたい』と興味を示してくれるように頑張りたい」と大西さん。「よくひとりで伊勢神宮に参拝することも。心身ともに癒されるので一番のおすすめスポット(笑)」と三重のPRも忘れない。
将来の目標を「自分がテレビに出ることで三重県をもっともっと意識してもらえるようなタレントを目指したい」と決意も固い。