志摩市長のマグロ解体ショーや伊勢エビ競り市、波切漁港に2,000人

大口秀和志摩市長によるマグロ解体ショー。マグロの刺身を求めて長蛇の列ができた。「海族市」にて。

大口秀和志摩市長によるマグロ解体ショー。マグロの刺身を求めて長蛇の列ができた。「海族市」にて。

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 伊勢志摩の新鮮な魚介類や真珠製品などが並ぶ「海族市(かいぞくいち)」が12月23日、志摩市の波切(なきり)漁港(同市大王町波切)で開催された。主催は、「御食つ国(みけつくに)志摩」年末海族市実行委員会(事務局=志摩市観光協会、TEL 0599-46-0570)。

カキの詰め放題では白熱の戦い。

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 大型バス15台のツアー客を含む約2,000人が波切漁港に詰めかけた。ツアー客のお目当ては、志摩市長自らが包丁を手に取り行うマグロの解体ショーとそのマグロの振る舞いサービスや、カキのバケツ詰め放題サービス。

 大口秀和志摩市長は、前職で魚店を経営していた経験を生かして鮮やかな包丁さばきを披露する。マグロ解体ショーが始まるとマグロの刺身を求めて長蛇の列ができた。会場で見守る人たちは市長の包丁さばきに驚いた様子だった。

 大口市長は「大勢の人が来てくれて有難い。マグロ解体ショーでは多くの人に見られて少し緊張した(笑)。来年も再来年も継続的していけるように(マグロを)何本でもこなすよ(笑)」と話す。

 大型バスでのツアーは、「観光販売システムズ」(愛知県名古屋市中村区)が「お買い物ツアー」として企画し、読売旅行、名阪近鉄、JTBなどの旅行会社に呼びかけ集客した。「観光販売システムズ」は、三重県への観光客誘致を目的に、三重県内の観光素材を「旅行商品化」し、流通・販売を促進していくためにできた旅行目的地(到着地)での企画を現地で行う「着地型旅行」に特化した旅行会社。

 同実行委員長の山崎昭さんは「約半年前から企画を練り上げ実現した。集客は観光販売システムズさんと、PRはFM三重さんとのタイアップ。さらに志摩市長にもマグロの解体ショーで一肌脱いでもらった。ふたを開けてみるまでは心配だったが、天気もよくこんなに大勢の人が来てくれてとてもうれしい。販売業者の中には売る商品がなくなるほどで商品の在庫の心配をしなければいけないほど」と満足そう。

 海族市では、毎日10時から先着100人に紅白餅プレゼントや、伊勢エビの競り市、カキの詰め放題、お楽しみ抽選会などが開催される。また日替わりで24日「伊勢エビ早食い対決」、25日「南張メロン薄食い対決」、26日「干物積み上げ対決」、27日「志摩市長マグロ解体ショー」を予定する。

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