浪曲だけが流れ続ける店「浪曲茶屋」、伊勢・おかげ横丁にオープン

浪曲だけが流れ続ける店「浪曲茶屋」、伊勢・おかげ横丁にオープン。店の前には滑稽な猫のオブジェも。

浪曲だけが流れ続ける店「浪曲茶屋」、伊勢・おかげ横丁にオープン。店の前には滑稽な猫のオブジェも。

  • 0

  •  

 店内に「浪曲(ろうきょく)」だけが流れ続ける店「浪曲茶屋」(伊勢市宇治中之切町)が5月29日、伊勢神宮内宮のおはらい町にある「おかげ横丁」(同)内に新しくオープンした。

浪曲だけが流れ続ける「浪曲茶屋」伊勢・おかげ横丁にオープン

[広告]

 「浪曲」とは、明治初期に始まり流行した日本芸能のひとつで、三味線を伴奏に、物語を節と啖呵(たんか)で演じる語り芸のこと。物語には庶民的で義理人情に訴えるものが多く、一話完結のものから連続ドラマのように長い話もある。「浪花節(なにわぶし)」とも呼ばれている。

 同店は、広沢虎造や浪花亭綾太郎、玉川勝太郎など当時人気の浪曲師の曲を取り揃え、店内に設置したコンピューター画面から好みの曲をリクエストできるようにし、開店から閉店まで店内に浪曲だけが流れ続ける。

 メニューは、伊勢のコーヒー職人が焙煎した豆を使用したこだわりコーヒー(400円)、沖縄ティーファクトリー(沖縄県うるま市)の紅茶とスリランカ産の紅茶をブレンドしたオリジナルティー(400円)や1カ月100杯限定の同社ブランド「月夜のかほり」(600円)、京都丸久小山園の抹茶(400円)などのほか、同店オリジナルの「浪曲かすてら」(250円)、「ほうじ茶ぜりぃ」(500円)など。

 同店女将(おかみ)の岡田沙恵さんは「浪曲好きの人はもちろん、初めて聞く――という人にも興味を持って来店してもらいたい。昔聞いた人には懐かしさを、初めて聞く人には新鮮さをご提供できれば」とPRする。

 営業時間は、10時~17時30分(3~6月、10月)、10時~18時(7~9月)、10時~17時(11~2月)。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース