
古山校長(左)と油清浄機を寄贈した三菱化工機株式会社(右)
鳥羽商船高等専門学校(三重県鳥羽市、校長:古山雄一、以下「鳥羽商船高専」)は、三菱化工機株式会社(神奈川県川崎市、代表者:田中利一)より油清浄機の寄贈を受け、令和7年11月18日(火)、寄贈式を実施しました。
油清浄機は、船舶に搭載される装置で、燃料油に含まれる水分や不純物を遠心力によって分離・除去し、清浄化するものです。これにより、エンジンにきれいな燃料油を供給でき、燃焼効率の向上や機器部品の故障防止につなげることができます。そのため、油清浄機の定期的な点検や清掃は、機関士にとって欠かせない作業となっています。
寄贈式において、古山校長は「このような貴重な機器を寄贈していただき有難く思います。学生の実習で大いに活用していきたいと考えています」と述べ、油清浄機を受け取りました。

寄贈された油清浄機
教員がレクチャーを受ける様子
寄贈式終了後、寄贈された油清浄機の分解・清掃・組立に関するレクチャーが行われ、鳥羽商船高専商船学科機関コースの教員が受講しました。手順や注意点などについて詳細に説明され、教員は講師への質問を交えながら理解を深めていました。
同学科機関コースでは、今回寄贈された装置を用い、油清浄機の分解・清掃・組立といった実習を行う予定です。最新型の実習機材を活用することで、学生はより実践的な技術や知識を身につけることができると期待されます。
