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磯野貴理子さんの母校・南伊勢高校に「まちづくりクラブ」発足-県内初

磯野貴理子さんの母校・南伊勢高校に「まちづくりクラブ」発足-県内初

磯野貴理子さんの母校・南伊勢高校に「まちづくりクラブ」発足-県内初

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 地域を元気にしようと「まちづくり」をキーワードに活動するクラブが4月24日、タレントの磯野貴理子さんの母校・南伊勢高等学校南勢校舎(度会郡南伊勢町)に創設された。創設時のメンバーは同校の3年生8人。

多気町役場の岸川政之さんがアドバイザーになり「まちづくりクラブ」発足

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 今までありそうでなかった同クラブ創設のきっかけは今年1月、同校卒業生(旧南勢高校OB)と同校生徒有志らが、まちの人たちに「高校生レストラン まごの店」(多気郡多気町)を仕掛けた多気町役場職員(まちの宝創造特命監)の岸川政之さんの話を聞いてほしいと思い、岸川さんを招き講演会を企画したのが始まり。

 これまで「まちづくり」を意識したことがなかった生徒たちは、自ら進んで行動し、自分たちが作ったポスターを手分けして町中に貼りに歩いたり、会場の設営や受け付けを行ったり、当日「高校生カフェ」をオープンさせたりするなどし、約300人の住民を岸川さんの講演会に集めた。その経験を継続的に行っていこうと、同校は生徒会の組織の中に「(仮)南伊勢町を元気にしようとするクラブ」を立ち上げ、1回目の会議を同校で開いた。

 この日は、今年4月に赴任したばかりの河北冠校長、西尚正教頭のほかアドバイザーとして岸川さんも参加し、今後の活動について話し合った。岸川さんは「大人は君たちをサポートしたいと思っている。子どもではなく未来の大人だと思っている。自分たちで考えて行動する。走るのは君たちだ」とエールを送った。

 三重県教育委員会高等教育課の担当者は「県内で『まちづくり』を主に活動するクラブ活動や生徒会組織などは今のところ把握していない。県内初では?」と話す。

 南伊勢高等学校は、2004年に南島高校(旧南島町)、南勢高校、度会高校(度会町)を統合し、それぞれ南島校舎、南勢校舎、度会校舎として校舎制をとっていたが、少子化の影響などが原因で2008年に南島校舎を閉校。現在、南勢校舎の生徒数は1年=30人、2年=34人、3年=74人、計138人。年々生徒数の減少に悩んでいるが、一方で地元中学卒業の生徒が同校に進学する比率は30%以上を維持している。河北校長は「地域に根ざした高校を目指したい」と意欲を見せる。

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