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「高校生レストラン」のメニューに、三重の水産高校生が釣った巨大カツオ

三重の水産高校生が釣った巨大カツオが「高校生レストラン」のメニューに-職業高校が連携、カツオをおろした相可高校3年の中島佑哉さん

三重の水産高校生が釣った巨大カツオが「高校生レストラン」のメニューに-職業高校が連携、カツオをおろした相可高校3年の中島佑哉さん

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 三重県立水産高校(志摩市志摩町)の高校生が釣った巨大カツオが相可高校(多気郡多気町)調理クラブの生徒らによって調理され5月27日、「高校生レストラン まごの店」(同)のメニューとして客に提供された。

高校生が釣り上げたカツオで、高校生が調理した手こねすし、写真は人気の「花御膳」

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 同カツオは、水産高校の持つ全長約62メートル、499トンの漁業実習船「しろちどり」に乗り込んだ海洋科3年の8人と専攻科の28人らが5月3日~25日の第一次航海で釣り上げ冷凍した約7キログラムの大物カツオ6本。23日に焼津港(静岡県)にカツオとビンナガマグロ約11.6トンを水揚げし、25日和具港に寄港後すぐ相可高校生徒に手渡したもの。

 カツオは1日かけ解凍し、26日に4人で3枚におろし切り分け、合わせだれに1晩漬け込み、同日「花御膳」などのメニューに志摩の郷土料理「手こねすし」として250食分を提供した。相可高校3年の中島佑哉さんは「カツオは今まで2キロくらいのものしかおろしたことがなかったので7キロの大きさには驚いた。味も鮮度も最高だった」と感想を漏らした。

 相可高校食物調理科の生徒が中心になって活動する調理クラブが運営する「高校生レストラン まごの店」は昨年、ドラマ「高校生レストラン」(日本テレビ系)のモデルとなり話題を集めた。また同校の生産経済科は現在スキンケア商品を開発し全国で販売中。水産高校の水産製造・増殖科の生徒たちが作ったカツオやマグロ、サバなどの缶詰をパックにした防災グッズ「サバCAN(サバイバル缶)」を東日本大震災被災地や地域の住民に無料で配るなどの活動も行う。

 2010年5月の文部科学省のデータによると、水産に関連する学科を持つ水産高校は全国に44校、農業高校は332校。水産高校の木村元茂校長は「今後も職業高校同士で連携ができれば」、相可高校の眞崎俊明教頭は「職業高校同士が連携して何かするのは珍しいのでは。航海で取れた魚を今後も継続的に頂けるのは大歓迎(笑)」と話す。

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