気象庁は7月17日、中国・四国地方と近畿、東海、関東甲信地方が梅雨明けしたとみられると発表した。今年は、昨年の梅雨明け(7月 8日ごろ)に比べると9日遅く、平年値(7月21日ごろ)では4日早い。
今年、梅雨入りを発表した6月8日から梅雨明け7月16日までの三重県内各地の降水量の合計(速報値)と同期間の平年値(1981~2010年の観測値)は、津の降水量合計459.0ミリ(平年値270.5ミリ)、尾鷲986.0ミリ(514.4ミリ)、四日市521.5ミリ(341.5ミリ)、上野425.0ミリ(279.1ミリ)。
18日の三重県内の気温は軒並み最も暑い時期を上回る猛暑で、今年の最高を記録。上野市にある観測所では35.4度を記録、広域伊勢志摩圏内の観測所でも、伊勢市小俣町で34.1度、鳥羽市で33.7度を記録した。
鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽)では、梅雨明けにふさわしいスカイブルーのニホンアマガエルが人気を集めている。このカエルは東京都調布市内で捕獲されたもので、厳重に荷造りされ宅配便で同館までやってきた。体色は、アマガエルの色素細胞の変異によるもので、1万匹に1匹とも言われている。
カエルに詳しい同館の飼育研究部の三谷伸也さんは「スカイブルーになるカエルはまれにあるが、普通斑点ができたりするのに、ここまで澄み切った色が出たのを見るのは初めて」と驚いた様子を見せる。