安乗岬旅館組合(志摩市阿児町安乗)とサイバーウエイブジャパン(志摩市阿児町神明字寺川原)は3月1日、地域版宿泊予約ポータルサイト「りょてん屋 あのり岬」の運用を開始した。
「りょてん屋 あのり岬」とは、映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台にもなった伊勢志摩国立公園内の安乗岬(志摩市阿児町安乗)地域を中心とした安乗岬旅館組合と地元IT企業のサイバーウエイブジャパンが共同で運用、地元ならではの魅力的な観光情報を配信、各宿泊施設への予約がインターネット上で簡単に行えるポータルサイトとしてサービスを開始していく。
サイトでは、同社が開発した宿泊予約システムを利用。本来1宿泊施設に対してシステム提供(ASP)するものを、地域と一体となって展開する。同社の小鷺雄三事業部長は「大手企業が運営する宿泊予約ポータルサイトでは実現できない、『地域主体』での運用に主眼をおいた。安乗地域の地元だからこそわかる『あのりふぐ』『安乗文楽』など、観光客にとって有意義な情報が配信できれば」と話している。
現在、サイトのオープン記念として、同サイトから宿泊予約を行い、かつ5月31日までに宿泊した利用者を対象に「安乗漁港で水揚げされたサザエ1キロ」のプレゼントキャンペーンを実施している。